いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

水汲むや道端に売る春苺(あ) 

【今日の一枚】西伊豆へ右折する交差点にあるお店。

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 カミさんが好きそうな店だ。
 「(水汲みの)帰りにちょっと寄って野菜を見てみたい」と、カミさんが車を運転しながら言う。
 本当はテントの棚に並べられた箱詰めのイチゴを見たかったらしい。
 「ここでいいイチゴが見つかったら、帰りに韮山のイチゴ屋さんに寄らなくて済むから」と言う。で、その通りイチゴを箱で持ってレジに並んだ。
 「子どもたちがバクバク食べるから」。
 手に入れたイチゴを持って嬉しそうに言う。「子どもたち」というのは、神奈川の大磯で新しい生活を始めた孫二人のことである。カミさんは伊豆から横須賀に帰る途中に大磯に寄る土産として、イチゴを持って行きたいらしい。
 私には「レタスが安い」と言って、いかにもついでというふうにラップに包まれたレタスをひと玉買ってくれた。
 カミさんは、ほんと、こういう昔ながらの店が好きみたい。
 その昔、カミさんが住んでいた横須賀の実家の近くに、今にも倒れそうなくたびれたショッピングモールがあった。中央に屋根付きの通路があって、左右に惣菜屋やコロッケ屋やら文房具屋や駄菓子屋が所狭しと並んでいた。カミさんと付き合い始めた頃、子ども時分によくそこで駄菓子を買っていたと紹介してくれたのを覚えている。
 カミさんも、そんな昭和の昔を懐かしがっているのだろう。だから、似たような店を見つけるとどこだって入りたくてたまらなくなるのかもしれない。


【書】「越在」エツザイ(No.1,354)

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 「さすらって遠い国にいる。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「越」は、走と、音を表す戉(エツ。はねる意)とで、物の上を「こえる」意を表す。
 「在」は、土と才(サイ。ふさぎとめる意)とで、土でふさぐ意を表す。ひいて、動かずに「ある」意に用いる。


【ディジタル画】『門』 六の三(No.794)

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 御米が襷掛けで家の掃除をする。外は雨。と、六畳間で雨漏りがする。
 うちも横殴りの雨が降ったりすると雨漏りがする。階段天井の、電灯を吊るした電気コードを伝って雨漏りの滴がポタポタ落ちて階段を濡らす。一度業者に見てもらって瓦屋根を治したが、その後も雨漏りが止まないのでそのままにしてある。雨漏りの原因は瓦屋根ではないらしい。結局、どこから漏るのか判らない。だから、手のつけようがない。
 本格的に直すなら本体そのものを建て替えるしかない。それは判っている。でも先立つものがない。となれば、不本意だけどそのままにしておくしかないではないか。


【昭和の風景】77

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 カミさんの実家の近くにあったショッピングモール。
 今は解体されて頑丈なコンクリートの建物が建っている。
 隣が酒屋で、その酒屋の中に立ち飲み用のカウンターがあった。客は棚から勝手に鯖缶などを持ってきて醤油をさして食っていた。その酒屋も小ぎれいなコンビニになってしまい、昭和の風景がまた一つ消えた。 


【タイムラプス】3月3日(金)6:21〜8:36の伊豆長岡の空。33秒。

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【新型コロナ】3/3(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→10,483(前週同曜日比 −4,823)
累計感染者数→33,258,156
死亡者数→72,742(前日比 +74)
<静岡県>
新規感染者数→368(前週同曜日比 +21)