いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬凪や秀麗富士の置きどころ(あ)

 お兄ちゃんの学校からママに授業料等納入通知がきて、その文書写真をママが私にLINEで送ってよこした。私に払えということらしい。
 納入金は私のこしらえた口座から自動引き落としになるという。それで、残高があるかどうか確かめるために坂の下の金融機関まで出向いた。足指の傷が疼く。
 結果的には口座の残高は足りていた。一安心。その足で西浦までカブを走らせ、問屋から早生みかんを買ってきた。1袋100円を5袋。それもで500円だから安い。なんでこんなに安いの? と思うくらい安い。
 「わしらは、こんなんで(1袋100円のやつ)十分」と店のおじさんが言っていた。きっとそういうみかんしか口にしてこなかったんだろうね。見栄えのいいやつはすべて農協に持って行かれちゃう。それで残ったのが家族の食する分になる。
 青森の田舎でりんご栽培をしていた頃もそうだった。落ちて半分腐ったやつとか虫食ったやつとかが家族の食う分に回された。
 みかんもりんごも同じだね。


【今日の一枚】西浦のヨットハーバーから見た富士山。

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 西浦の早生みかんを買いに行った帰りに撮った。白い雪をいただいた富士山が凪いだ波に淡く浮かぶ。
 市場に出されるみかんもそろそ早生から青島に変わる頃かな。


【書】「教典」キョウテン(No.1,277)

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 「①教育上の規範。②宗教上の経典。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「教」は、〓(コウ。左に爻、右に攴をおく組み合わせで「ならわせる」意→效)に子を加えて、若者にならわせる意、ひいて「おしえる」意を表す。
 「典」は、ひもでとじた竹簡(竹ふだの書物。冊の原形)を両手で持つさま(のち机の上に置いたさま)で、尊い書物の意、ひいて「のり」の意を表す。


【ディジタル画】『それから』 十一の七(No.717)

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 代助は嫂(あによめ)と姪(めい)を連れて歌舞伎座へ芝居を見に行った。
 そこに佐川さんの令嬢(父が推す代助の見合結婚の相手)も来ていた。代助はそこで初めて「旨く掛けられた」ことを察した。
 夫婦というのはもともと赤の他人の男と女が一つ屋根の下に住むことですからね。どこでどう転がるか判りません。昔はこのような作られた出会いによって愛でたく結婚に漕ぎ着けるなんてことが数多かったのかもしれません。
 私とカミさんとの出会いもたまたま偶然のことだし、巡り巡って私が今こうして伊豆で暮らしているのもたまたまなんですね。
 世の中は、今も昔も、たまたまでできている。だから、たまたまよい世の中に生まれても、たまたま悪い世の中に生まれても、生まれ落ちた時代をたまたま生きるしかないということだな。その世の中がよかったか悪かったかというのは後の人が決めることで、当の私はひたすらその時代であがくしかないんだ。


【昭和の風景】

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昭和14年。


【タイムラプス】12月16日(金)6:51〜8:43の伊豆長岡の空。27秒。

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【新型コロナ】12/16(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→153,420(前週同曜日比 +26,147)
累計感染者数→26,847,250
死亡者数→53,133(前日比 +264)
<静岡県>
新規感染者数→4,259(前週同曜日比 +1,157)