いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

和やかに寄り合ひて剥く蜜柑かな(あ)

 カミさんから突然電話が入って、今から伊豆に行くからと言う。
 その一言ですっかり予定が狂ってしまった。来るんじゃ草茫茫の庭をなんとかしなくちゃ。庭の手入れをしなくっちゃ。
 ということで、ずっと放ったらかしにしていたジャングルの庭を見栄えよく整えました。こんなことでもなきゃやらないもんね。
 重い腰を上げて、まずは山茶花にまとわりついていた蔓草を引き剥がした。小さくて固い蕾がびっしり枝についてた。これがあと一ヶ月もしたら白い花が咲き乱れるんだな。咲く前に気づいてよかったよ。カミさんから電話がなかったらそのまま放って年を越してたろうな。
 庭草をむしっていたら、通りがかりの瓦屋さんが声をかけてきた。「旦那さんご存じでしたか、屋根の鬼瓦がズレてますよ」。
 ええ、屋根の鬼瓦がズレているのは知っています。前に偶然通りかかった別の業者さんにも指摘されました。でも、何せ先立つものがないんです、ごめんね。
 いずれでかい台風が来たらひとたまりもないことは判っている。判っているんだけど、ほんと、肝心の先立つものがないんだってば。直したくても直せないんです。これが悲しい現実です。


【今日の一枚】西浦みかん「ゆら」。

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 今晩は乗タク推進委員会の寄り合いがあって、その手土産にと会長さんがわざわざ西浦のみかん問屋から買ってきてくれた。
 西浦みかんといえば「寿太郎」とか、その前に出回る「青島」とかが有名だが、どっこい「ゆら」の隠れファンも多い。
 「ゆら」は「青島」より前に出荷される品種で、薄皮の中にぷりぷりしてジューシーな甘酸っぱい果肉が詰まっている。これだよこれ、これが西浦のみかんですよ、というみかんである。
 「青島」や「寿太郎」と違って、なかなかスーパーではお目にかかれない「知る人ぞ知る」幻のみかんである。


【書】「酒徒」しゅと(No.1,220)

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 「仕事につかず、酒ばかり飲んでいる人。のんだくれ。軽蔑をこめた呼び方。謙そんの辞としても用いる。<史記・酈生伝>吾高陽之酒徒也(われはコウヨウのシュトなり)」(『旺文社漢字典』第2版)
 「酒」は、液体を意味する氵(水)と酉(ゆう。「しゅ」は変化した音。酒つぼ)とで「さけ」の意を表す。
 「徒」は、道を行く意に土(と。つち)を加えて、土をふんで歩く意を表す。


【ディジタル画】『それから』 二の二(No.660)

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 代助と平岡は中学時代からの親友で、「殊に学校を卒業して後、一年間といふものは、殆んど兄弟の様に親しく往来した」。
 その平岡が京坂地方のある支店詰で東京を離れるとき(そのとき平岡はすでに結婚していた)、代助は平岡新夫婦を新橋駅で見送った。そのとき、得意満面の平岡に対して代助は憎らしさを覚える。
 素直に祝福して見送ればいいのに、代助はそれができないんだなあ。
 離れ離れになってからの二人は書簡のやりとりをするが、それも次第に疎遠になっていく。そうこうするうちに平岡が突如東京に戻ってくることになった。
 「代助は、其時はつと思つた」。
 「はつと思つた」の中身が判らない。代助には何か思い当たる節があるようだ。だけど、それはこの段階ではまだ明かされない。
 代助はその辺りの事情を探ろうとするが平岡は話したがらない。そのうちゆっくり話すとはぐらかす。何があったんだ? 代助ならずとも気になる。


【タイムラプス】10月20日(木)6:26〜9:08の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】10/20(木)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→35,944(前週同曜日比 −9,712)
累計感染者数→21,921,490
死亡者数→46,181(前日比 +87)
<静岡県>
新規感染者数→1,052(前週同曜日比 −312)