いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

湯上がりの女房手折るや照紅葉(あ)

 今年の十代ニュースをまとめる時期がきた。が、まとめようという気持ちが起きない。
 何かをする気力が萎えて、ただいたずらにお迎えが来るのを待つようになってしまったのか。
 そんなことはない。まだまだこの世でやり残したことは山ほどある。
 でも、最近よく考えるんだ。「人生ってなんだろう」。
 人生を閉じなければいけない時期が近づくにつれて、結局、自分の人生ってなんだったんだろうと考えることが多くなった。
 そのときが来たら「いい人生だった」とつぶやいてピリオドを打ちたいとは思う。が、さて、「いい人生ってなんだ?」と改めて問われると、どう答えていいか判らない。
 何がいい人生なんだろう。自分にとっていい人生とは、一体どんな人生のことをいうのだろう。
 大体、人生に良し悪しなんてあるんだろうか。誰がどういう判断でいい悪いを決めるんだろう。
 自分が歩んできた人生に良し悪しをつけるのは、結局自分しかいない。だからいいか悪いかの判断は自分にしかできない。自分がいい人生だったと言うのであれば、それがその人にとってのいい人生なわけで、人がとやかくいう筋合いのものではない。
 私は伊豆を終の住処と決めた。別に伊豆を終の住処に決める必然性はなかったが、そう決めた。そして、それがきっと自分にとっていい人生なのだと思っている。


【今日の一枚】イロハモミジ。

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 カミさんが大ファンのイロハモミジだけど、残念ながら、これ、北隣家の庭木。境界をはみ出てうちの方まで枝を伸ばしている。階段の小窓を開けた正面に見えて、手を伸ばすと届くがそのままにしている。
 うちの庭には手向山というモミジがあるが、カミさんにはモミジといえばイロハモミジという先入観があって、頑として手向山を紅葉と認めない。菅家の「まにまに」を持ち出しても知らんぷりで、モミジはイロハモミジに決まりだと決めつけている。まあ、別にいいけど。


【書】「修好」シュウコウ(No.1,265)

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 「国と国とが仲よく交際する。[左伝・成九]=修交」(『旺文社漢字典』第2版)
 「修」は、攸(ユウ。シュウは変化した音。清める意)に彡(ととのえる意)を加えて、おもに、清める、「おさめる」意を表す。
 「好」は、女と子とで、女性が子をいつくしむ意、ひいて「このむ」「よい」意を表す。


【ディジタル画】『それから』 十の一(No.705)

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 「リリー、オフ、ゼ、ワ″レー」という植物が出てきた。liliy of the valley。全集注解によると「単行本では『鈴蘭』と表記される」とある。
 鈴蘭を描いたことはないが、これを機に描いてみよう。修行、修行。
「鉢を動かすと、花が零れる。代助はそれを大きな字引の上に載せた。さうして、其傍に枕を置いて仰向けに倒れた。……(中略)……花から出る香が、好い具合に鼻に通つた。代助は其香を嗅ぎながら仮寐(うたゝね)をした」。
 作品には、こんな具合に出てくる。
 なんだか、花の香を嗅ぎながら寝る仮寐(うたゝね)って気持ちよさそう。


【タイムラプス】12月4日(日)6:08〜7:16の伊豆長岡の空。33秒。

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【新型コロナ】12/4(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→88,738(前週同曜日比 −8,882)
累計感染者数→25,244,462
死亡者数→50,484(前日比 +103)
<静岡県>
新規感染者数→2,134(前週同曜日比 −228)