いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春の空拭けば青青ロープウェイ(あ)

【きょうの一枚】ロープウェイ。

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 家の2階西窓から山が見える。それが葛城山。標高452mの小さな山だが、そこの山頂と麓をこのロープウェイが結ぶ。ハイキングコースも整備されていて、地元の小学生なども遠足によく使う。
 沼津・西浦のみかん問屋にみかんを買いに行くときに必ずこの下を通る。おなじみのロープウェイだが、乗ったのはこれまでに一度しかない。元同僚が伊豆を訪ねてくれたときに話の種に乗ったのが最初で最後。そういうことでもなけりゃ乗る気がしない。だって、片道1,600円だもの高いもの。歩けば無料のハイキングコースがあるのだから、山頂からのパノラマを楽しみたいときは、もっぱらそっちを利用する。でも、山頂に水栓トイレがあるというのは何かと便利は便利だね。


【書】「走卒」そうそつ(No.1,007)

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 「走り使いのしもべ。走介。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「走」は、足の意の止と、手を振り動かして走る形とで、「はしる」意を表す。
 「卒」は、しるしのある着物を着たしもべ、兵士の意を表す。借りて「おわる」「にわか」の意に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 9(No.447)

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 浜松で三四郎と髭の男が申し合わせたように弁当を食う。そして髭の男は、やがて車窓に見えてくる富士山のことを話題にする。「あなたは東京が始めてなら、まだ富士山を見た事がないでせう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれより外に自慢するものは何もない。……」
 そこで出たセリフがまた有名。
 「然し是からは日本も段々発展するでせう」と弁護した三四郎に、髭の男はすまして言う。
 「亡びるね」。
 大学進学で上京した時に読んだ『三四郎』で、このひと言にガツンと頭をハンマーでなぐられたような衝撃を受けた。まさに私も「頭の中の何処の隅にも斯う云ふ思想を入れる余裕はない様な空気の裡で生長した」のだった。同時に、これからの都会の文化に触れて成長するだろう自分を想像してみた。そして、これからは青森にいたときのようにはいかないし、何か変わらなければいけないといった、漠とした焦燥感みたいなものを覚えてもいた。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。 


【タイムラプス】3月19日(土)6:46〜8:20の韮山方面の雨空。23秒。

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【新型コロナ】3/19(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→49,210(前週同曜日比 −6,668)
重症者数→991(前日比 −99)
累計死亡者数→26,956(前日比 +156)