いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雪囲ひ夕餉は鯨肉カレー(あ)

【きょうの一枚】アルミニウム寸胴鍋(小)。

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 息子が横浜で小さな料理店をやっていたときに使っていた鍋。大と小の二つある。店で使わなくなった二つの寸胴鍋が、巡り巡って今、伊豆にある。
 私は、パスタとか素麺とかを茹でるとき、それとカレーを作るときにこの鍋を使う。煮こぼれないのがいい。のだが、使い勝手は決していいとはいえない。この鍋を火にかけると全体が熱くなって、取っ手を素手でつかめない。鍋つかみを使えば熱くないのだろうが、その鍋つかみがない。だから、テーブルに据え付けた万力に台ふきんをぶら下げて、それを使っている。
 玉ねぎを鍋で炒めるときは、取っ手を手で押さえつけないと鍋が勝手にくるくる回ってしまうので、台ふきんで取っ手を抑え、それで炒めることにしている。
 私が作るカレーは、いわゆる玉ねぎカレー。最初に大玉ねぎを3個刻んで狐色になるまでバターで炒める。そのときに鍋をつかんで固定しないといけない。
 私はカレーが好きで、毎日カレーでも飽きない。肉は、牛だろうと豚だろうと鶏だろうと構わない。鹿猪のジビエ肉でも構わない。が、孫どもはカレーがあまり好きでないらしい。「えっ、またカレー?」という顔をする。だから連続では作らない。ほとぼりが冷めた頃にまた作る。
 昔は、肉といえば鯨だった。今は様変わりしてその鯨肉はまず手に入らなくなった。時折、無性に鯨肉のカレーを食いたいという衝動に駆られて困る。昔は高嶺の花だった牛肉が、今は丼チェーン店に行けば安値で食える。鯨はそうはいかない。降る雪や「鯨」は遠くなりにけり、の感しきりである。


【書】「西成」せいせい(No.958)

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 「秋に穀物や果実がみのること。秋成。五行(ごぎょう)説で、秋は西に当たるのでいう。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「西」は、酒をしぼるのに用いるかごの形にかたどり、酒をしぼるかごの意を表す。借りて「にし」の意に用いる。
 「成」は、戉(おの・武器)と、音を表す丁(てい。「せい」は変化した音。うつ意→征)とで、打ちたいらげる、ひいて、なしとげる意。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 79(No.400)

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 苦沙弥先生宅の隣が空き地で桐と檜が植わってあって、そのまた隣が「落雲館と称する私立の中学校」になっている。その落雲館の生徒たちが暇にあかせて苦沙弥先生をからかいに来るという。
 「からかふと云ふ心理を解剖して見ると二つの要素がある。第一からかはれる当人が平気で済まして居てはならん。第二からかふ者が勢力に於て人数に於て相手より強くなくてはいかん」。そうしないとからかうという行為は成立しないらしい。からかいに反応するからからかい甲斐があるということなんだろう。
 今回は、画を「Gガッシュ」で描き、字を「墨ブラシ」で書いた。


【タイムラプス】2022年1月29日(土)8:17〜11:39の伊豆長岡の空。25秒。

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【新型コロナ】1/29(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→81,810(前週同曜日比 +31,966)
重症者数→697(前日比 +160)
累計死亡者数→18,698(前日比 +47)