いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

西伊豆の干せる天草匂ひける(あ)

【今日の一枚】いただいた天然のテングサ。

f:id:jijiro:20221010130909j:image
 きのう集った十三夜月を愛でるメンバースタッフに西伊豆出身の方がいて、きょう、その方から西伊豆で採れたテングサをいただいた。
 テングサは西伊豆特産の海産物で、私も幼い頃、青森の実家で、干したテングサをでか鍋で煮込み、そのコシ汁を木型に流し込んでトコロテンを作っていた母の姿を思い出す。
 トコロテンのタレはなんだったろう。たぶん市販の醤油をそのままぶっかけたのではなかったかな。津軽の醤油は、キッコウマンではなく、キッコウカン(和田寛)と言った。確か、醤油製造会社の社長さんが和田寛次郎という方で、その名から取った商品名だと記憶している。
 ケータイ画面でレシピを確認しながら、いただいたテングサで天然のトコロテンを作ってみた。
①寸胴鍋に干したテングサを突っ込み煮込む(約40分)。
②餅搗きに使う蒸籠のコシ布を大鍋に敷く。
③コシ布の上から煮込んだテングサと汁をダボダボ注ぐ。
④コシ布をトングで挟んで、中のテングサの汁を搾り出す (トングを使うのはコシ布が熱くて直に触れないから)。
⑤大鍋に溜まった搾り汁を、天ぷら揚げに使うトレーに流す。
⑥流して熱を冷ます(約4時間)。
⑦冷めたら冷蔵庫に入れてさらに冷やす。
 冷えて固まるのを待っている間にトコロテンのタレを作ろうと思ったが、どうせならいろんな醤油を混ぜて好みのタレを作ろうと、きょうのところは食さずそのまま寝かしておくことにした。


【書】「剛果」ごうか(No.1,209)

f:id:jijiro:20221010130850j:image
 「心が強く思い切りがよい。剛決。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「剛」は、刂(刀)と、音を表す岡(こう。かたい意→硬)とで、曲がったり折れたりしない硬い刀の意を表す。ひいて「つよい」意に用いる。
 「果」は、木の上に果実のなっている形にかたどる。菓の原字。


【ディジタル画】『坑夫』 91(No.649)

f:id:jijiro:20221010130734j:image
 「自分」は飯場の獰猛衆に苛責(いじめ)られていることを安さんに明かす。すると安さんは、「太え野郎だ。誰が苛責た。年の若いものつらまへて。よしよしおれが今に敵を打つてやるから。其の代り帰るんだぜ」
 「自分」は「安さんに敵を取つてくれないでも好いから、どうか帰さずに当分置いて貰へまいかと頼んだ」。
 「安さんの兄さんは高等官になって長崎にゐると云ふ」。どうしてそんな人が坑夫をやっているのだろう。人に言えない黒歴史があるんだろうな。
 そんな安さんと別れて「自分」は表へ出る。表にはいつの間にか曇った空が晴れて、細い月が出てゐる。まるで、きのうの十三夜の月空みたいだ。十三夜の月は細くなかったけどね。


【タイムラプス】10月9日(日)6:22〜8:03の伊豆長岡の空。25秒。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0KkKoUUNaGTdXiv7VUbMD5vQWyqQmQfLY6b9oPBaY4QqaouKS1DmuRc7wftLfjxzSl&id=1298610339


【新型コロナ】10/9(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→22,601(前週同曜日比 −6,560)
累計感染者数→21,565,130
死亡者数→45,535(前日比 +39)
<静岡県>
新規感染者数→637(前週同曜日比 −147)