いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

自在鉤吊すものなき囲炉裏かな(あ)

【きょうの一枚】撤去することにした囲炉裏。

f:id:jijiro:20220126113428j:image
 半端ない寒波に降参して石油ストーブを買うことにした。で、この囲炉裏をどかしてここに石油ストーブを置く。
 私だけならこの寒さは屁でもないが、さすがに孫と一緒に住むとなるとそうもいかない。部屋を暖めなくてはいけない。薪はくべるとすぐに家中が暖かくなるが、薪を調達するのに難儀する。煙突掃除も大変だ。
 ホームセンターに積まれた薪を見ると、目ん玉が飛び出るくらいの高値で売られているから驚く。財力の乏しい私には手が出ない。薪なんてそれこそ高嶺の花だ。
 庭に積んだ薪も今月で底をつきそうなので、いよいよとなれば石油ストーブを頼るしかない。そのために奮発して石油ストーブを買うことにした。不本意だがやむを得ない。背に腹はかえられないのである。
 石油ストーブは対流形のを選んだ。それをネット通販で買った。最寄りの量販家電でたたき売りセールをしていたが、量販家電だと配達をしてくれない。それにネット通販の方が送料無料で安い。
 品物はあす届く。その到着を待って、この囲炉裏とはいよいよおさらばすることになります。もう出番はないと思います。ほんと、長い間お世話になりましたありがとうございました。


【書】「戎備」じゅうび(No.954)

f:id:jijiro:20220126113404j:image
 「戦争の準備。軍備。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「戎」は、戈(ほこ)と十(=甲。よろい)とで、武装の意を表す。ひいて、軍事、借りて「えびす」の意に用いる。
 「備」は、人が矢を入れて用意するえびらを背負うさまで、物事の用意をする「そなえる」意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 75(No.396)

f:id:jijiro:20220126112916j:image
 吾輩は、銭湯の湯槽に苦しそうにすくんでいる苦沙弥先生の姿を発見する。銭湯の観察はどうやら男湯のようで、女性の裸体は出てこない。ということは、この時代はすでに混浴文化は廃れていたということだな。
 そこで何の脈略もなく思い浮かべたのは青森の酸ヶ湯温泉の風景。私は幼い頃、祖母に連れられて一度だけここの千人風呂に入ったことがある。おそらく小学校へあがる前だったろう。体操場のような広さの風呂場は湯煙がもうもうと立ち込めていて、男女の区別はおろか、どれくらいの人数が入っているのかさえ判らなかった。
 中学時代を過ごした雪国の温泉町にも風呂屋は数多くあった。しかし、それらは基本的に湯治客相手のところがほとんどだったから、一軒を除いてあとはすべて混浴だった。混浴というと脱衣所からして男女の区別がなかったように誤解されるが、脱衣所は男女に分かれていた。それぞれ別々の部屋で衣類を脱ぎ湯槽だけ男女共有という形をとっていた。そういうところで小さい頃を過ごした私には、だから、温泉といえば混浴が当たり前だった。
 今回は、そんなこんなを懐かしく思い出しながら描いた。字は久々に「墨ブラシ」で書いた。


【タイムラプス】1月25日(火)8:03〜10:34の伊豆長岡の空。37秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/4876473062410532/?d=n


【新型コロナ】1/25(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→44,810(前週同曜日比 +23,826)
重症者数→439(前日比 +9)
累計死亡者数→18,527(前日比 +17)