いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

起重機の首寒風を突き刺して(あ)

【きょうの一枚】警察署新築工事。

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 図書館の隣で工事をしている。予定では令和5年3月にここに新しい警察署が建つ。
 ただいま突貫工事中。なのはいいが、ドッカンドッカン杭打つ音がうるさくてかなわない。密を回避するためなのだろう、閲覧コーナーの大窓がちょこっと開けられてあって、その隙間から入り込む騒音が耳についていけない。そのせいかどうか知らないが、図書館利用者数が前より少ない気がする。
 私が図書館を利用するのは、家の暖房節約のためが第一で、静かに読書に親しみたいというのがその次にくる。今はその第一目的も第二目的も果たせていない。大窓が開いているために暖房の恩恵を受けられないし、隣でやっている工事の騒音がまともに入り込んでくるから活字が上滑りして落ち着かない。
 図書館は「貧乏たっぷり暇あり」の老人にはうってつけの公共施設である。閲覧書籍も、家の本棚を圧迫するほどの全集ものが豊富にあるから個人で買い揃えなくて済む。
 私は大学時代に、ほぼ騙される格好で定本柳田國男全集を全巻買い揃えた。いやしくも民俗学を学ぶつもりなら柳田國男全集を買い揃えておかねばならぬという脅迫めいた観念があってそうしたのだが、考えてみれば、何も買い揃えなくても読みたけりゃ図書館に行けば済むことだと後で気づいた。実際、大学時代に柳田國男全集を開いたことなんてほとんどなかったし、『遠野物語』や『雪国の春』などは全集ではなく文庫本で読んだ。そんなもんだよ。全集なんて個人で買い揃えるべきではない。


【書】「旬歳」じゅんさい(No.956)

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 「満一年。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「旬」は、日と勹(めぐる意)とで、十干(じっかん)の一めぐり、十日の意を表す。
 「歳」は、もと、穀物の収穫に用いる用具の形で、収穫の意を表したが、のち戌に步(日月のあゆみ)を加えて、収穫から収穫までの周期、「とし」の意に用いる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 77(No.398) 

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 吾輩が銭湯から帰ると、「主人は湯上がりの顔をテラテラ光らして晩餐を食つて居る」。そして細君に吾輩の頭をぶって鳴かせるよう請求した。鳴かして何の足しになるか判らないまま細君は主人の言う通りに吾輩の頭をぶつ。二度ぶつ。が、吾輩は二度とも鳴かない。鳴いてさえやれば主人を満足させることができると知って、三度目に鳴いた。そうしたらご主人、「今鳴いた、にやあと云ふ声は間投詞か、副詞か」と細君に問いかける。細君に答えられるわけがない。そんなの知ってどうすんの、という顔をした(かどうかは判らない)。でも、それが教師には愉快なのだ。
 どうも教師というのは、こうして周囲を煙に巻いて悦に入ることができる人にお似合いの職業のようだ。


【タイムラプス】1月27日(木)7:34〜10:26の伊豆長岡の空。21秒。

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【新型コロナ】1/27(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→71.633(前週同曜日比 +30,160)
重症者数→470(前日比 +26)
累計死亡者数→18,604(前日比 +34)