いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

爺と孫呼吸ひとつの白障子(あ)

【きょうの一枚】紙を張り替えた障子戸。

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 この障子戸はお兄ちゃんの部屋の南面にある二枚のうちの一つ。
 そちこちが破れていて見た目もみっともないから、新しい障子紙を渡し、破れたところは自分で張るように言っておいた。それでお兄ちゃん、その通り破れ目を張ったはいいのだが、納屋から持ち出した銀色のガムテープで簡易に張ったもので、変に目立って仕方がない。
 で、見るに見かねてお兄ちゃんに声をかけ、私も一緒に障子の張り替えをすることにした。何せ、玄関へたどり着く手前にある障子戸だから、いやが上にも訪問客の目に入る。訪ねてくれるお客さんに、こんな見窄らしいつぎはぎだらけの家に住んでやがると見られちゃかなわない。でも、見窄らしいのもつぎはぎだらけなのも、正真正銘まったくその通りなんだけどね。
 「障子紙を新しく張り替えたら、なんか気分もさっぱりした気がする」とお兄ちゃん。伊豆へ来る羽目になってから気分のすぐれない日が続いていたのだろう。障子紙を張り替えるだけで気分が晴れやかになるんだったら、もっと早くからそうすべきだったな。お兄ちゃん、ごめんな。今も、これからも茨の道続きだけど、がんばれよ、じぃじはいつでも見守っているからな。


【書】「守旧(舊)」しゅきゅう(No.951)

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 「古いしきたりを守って変えない。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「守」は、宀(家)と手(寸は変形した形。つかみとる意→丑)とで、家の中に保持する意、ひいて「まもる」意を表す。
 「旧(舊)」は、冠毛のある鳥と、音を表す臼(きゅう)とで、みみずくの意を表す。借りて「ふるい」意に用いる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 72(No.393)

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 吾輩が裏口から銭湯に入り込み内を覗き込むと、奇観が目に飛び込んできた。「硝子窓の中にうぢやうぢや、があがあ騒いで居る人間は悉く裸体である」。それが吾輩には奇観に映る。まあ、猫は生まれつきの姿のまんまで往来闊歩してもお咎めないからな。人間だとそうはいかない。現代社会のルールでは、着物を着ない人間は変態というレッテルを貼られ通報逮捕されることになっている。人間は、裸のまんまでは生きていけない動物なのだ。
 本文に「不合理極まる礼服を着て威張つて帝国ホテル抔へ出懸るではないか」とあったので、当時の貴婦人はどんな格好をして帝国ホテルなんぞに出かけたのかと気になってネットに当たってみた。そうしたら、こんな格好の女性がヒットした。意外と軽装ですね。もっとケバケバしく着飾っているのかと思ってた。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いている。 
 
【タイムラプス】1月22日(土)9:31〜11:33の伊豆長岡の空。30秒。
 https://www.facebook.com/100001436582002/posts/4863770407014131/?d=n
 
【新型コロナ】1/22(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→49,854(前週同曜日比 +27,808)
重症者数→404(前日比 +117)
累計死亡者数→18,479(前日比 +9)