いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

焼芋の香の階段を二階まで(あ)

 ママが休みをもらったというので、大仁の山里まで湧水を汲みに行った。
 ママが休みを取ったのは、孫娘の、小田原のバスケット会場までの送り迎えをするためだったが、孫娘がオミクロン・コロナ拡大を懸念して小田原行きを自粛することにした。それで、代わりに水汲みに出かけた。
 箱根峠を越えて小田原と伊豆を往復するのは、仕事を持つママにとっても相当の負担だと思うが、孫娘の不憫を思ってママはせっせと送り迎えを怠らない。孫娘に送り迎えを頼まれれば、そのために仕事を休んで時間を作るのである。
 孫娘もいまだに小田原のバスケチームに未練があるようで、ラインで元チーム仲間とのやりとりを欠かさない。なぜ自分が小田原を離れることになったのか、なぜ伊豆に引っ越さなければいけないのか、ずっと小田原にいたいのにと泣く。
 泣かれて私も困惑する。好きでそうなったわけじゃない。そうなったわけを私もママも知っている。だけど、思春期に入った孫娘には口が裂けても言えない。が、孫娘はうすうす勘づいている。勘づいていて言わないだけである。言えばママが困ると思っているから。
 じぃじも辛い。辛いけどその運命を黙って受け止めるしかない。どう転んでも過去には戻れないのだから。だから今は、黙って孫どもの成長を見守るしかないのです。


【きょうの一枚】さつまいも。

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 水汲みの帰りに立ち寄った市場で買ってきた。一袋11本入って260円は安い。こんなに安かったら農家の人は作りがいがないだろうというくらい安い。
 帰って、薪ストーブのダッチオーブンで焼いて食った。旨い。まさに♪石焼〜き芋ほっかほか、である。孫たちも旨い旨いと言ってバクバク食った。孫に与えるおやつしては、市販の袋菓子よりよほど気が利いている。これも薪ストーブとダッチオーブンがあればこその、ささやかな贅沢である。


【書】「舟梁」しゅうりょう(No.952)

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 「①ふなばし。舟を川に並べて橋としたもの。②舟と橋。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「舟」は、板をはって長方形に造った「ふね」の形にかたどる。
 「梁」は、氵(水)と木と、音を表す〓(しょう。「刀」の左右にヽが加ったもの。「りょう」は変化した音。両方にかけわたす意→両)とで、水上にかけわたす橋の意、転じて「はり」の意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 73(No.394)

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 衣服が人間にとっていかに大切かを語ったあとで、哲学者デカルトについて述べる。で、今回はデカルトの肖像画を描いてみた。
 デカルトは「我思う、故に我あり」と言ったと中学で習った。しかし、その真理を発見するまでに十何年かかかったことは『吾輩は猫である』で知った。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いている。


【タイムラプス】1月23日(日)15:44〜17:10の伊豆長岡の空。21秒。

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【新型コロナ】1/23(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→54,576(前週同曜日比 +28,841)
重症者数→424(前日比 +20)
累計死亡者数→18,496(前日比 +17)