いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ゆく年や唸れる炊飯釜の湯気(あ)

【きょうの一枚】二合炊き炊飯釜。

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 私はご飯を炊くときは、いつもこれを使う。独り暮らしのときも孫家族が合流してからもこれを使っている。
 独り暮らしだったころは、これに研いだ米を入れ山から汲んできた湧き水を満たし、それで一二三荘まで日帰り温泉に行っていた。
 二合という分量は独りだと一度に食いきれない。半分食って残り半分をご飯専用タッパーに入れて冷凍しておく。後日それをタッパーごとレンジで温めて食う。
 なんてことをしていたが、孫と一緒に食事を摂ることになってからはご飯を余らすことはほとんどなくなった。孫が底まで食いきるのである。
 この二合炊き炊飯釜は私しか使わない。ママもカミさんも使わない。
 使い勝手からいえば、予約タイマーもついている普通の電気炊飯器の方がはるかに使いやすい。だから、ママもカミさんもそっちを使う。炊き出す時間をセットしてぬくぬく布団に潜り込む。そうすると朝になって「おはよう」と起きてくる時間にはちょうどご飯が炊けているという按配。
 私が朝早くからパソコンに向かってブログの下書きを打っていると、いきなり電気釜が唸り出してびっくりすることがある。新聞配達のバイクがたたたと近づいてくる分にはいつものことだから驚きもしないが、明け方未明に電気釜が唸り出すのは普段慣れてない分びっくりするのである。
 思えば、白物家電と呼ばれる一連の電化製品普及によって、世のお母さんがどれだけ家事から解放されたか計り知れない。今や冷蔵庫、洗濯機、炊飯ジャーはどこの家庭にも備わっていて、日々その恩恵に浴すること大である。この便利さを知ってしまえばもはや昔には戻れない。
 がしかし、私はあえてこの炊飯釜にこだわっている。予約タイマーなんてものはなく、時折焦がすことはあっても、やはりこの炊飯釜でご飯を炊きたいと思っている。これで炊いたご飯は格別に旨い。そう思っているのは私だけかもしれないが、私はこれからもこの炊飯釜で飯を炊くつもりでいる。便利さをとるか旨さをとるかといえば、私は旨さをとるのである。


【書】「用兵」ようへい(No.918)

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 「兵器を使用する。軍隊を動かす。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「用」は、木を組んで作った柵の形。柵の中に祭祀(祭り)に使用する犠牲(いけにえ)を置き、養うので、犠牲とすることを「用ふ」という。犠牲として「もちいる」というのがもとの意味である。
 「兵」は、斤(きん)と廾(きょう)とを組み合わせた形。廾は左右の手を並べた形。斤は斧(おの)の形であるから、武器の斤(おの=斧)を両手で振りかざしている形が兵で、武器をいい、またその武器を手に持つ「兵士、つわもの」の意味となり、「いくさ、たたかい」の意味にも用いる。


【ディジタル画】大隈重信(No.360)

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 『吾輩は猫である』に、吾輩が金田家の勝手口へ廻るシーンが出てくる。「さすがに勝手は広い苦沙弥先生の台所の十倍は慥かにある」と述べた後に「大隈伯の勝手にも劣るまいと思ふ位整然とぴかぴかして居る」と続く。当時はよほど大隈伯宅の見事な勝手は有名だったのだろう。
 そこできょうは、大隈重信氏の登場である。
 今回も全て「Gガッシュ」で描いています。「Gガッシュ」、使いやすい。すっかりお気に入りです。 


【タイムラプス】12月20日(月)7:11〜8:57の伊豆長岡の空。26秒。

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【新型コロナ】12/20(月)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→177(前週同曜日比 +61)
重症者数→27(前日比 +1)
累計死亡者数→18,378(前日比 ±0)