台風の外れよ外れよと神頼み（あ）

【きょうの一枚】濡れ縁に寝かされた物干し竿。

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　大型で強い台風16号が伊豆に向かっているとの報を受けて、まだ風雨が強くならないうちにと台風に備えることにした。
　まずは物干し竿。物干し竿は3本あるが、その全てを下におろした。
　次に、部屋間仕切りや物置小屋パート2製作で出た端材の処理。ネット袋に詰めて風除けの場所に移動させようとも考えたが、せっかくだから新しい薪置き場を用意して、そこに積んでおくことにした。風の強さによっては持っていかれる可能性もあるが、予報を見る限り、台風本体が東側に外れてくれそうなので、外れてくれることを期待して様子を見てみることにした。気休めに、薪の上に割れた溶岩プレートを載せてある。
　これで台風対策はばっちりだ。と言いたいところだが、そうでもない。横殴りの雨に見舞われたら雨漏りは必定。その対策はしていない。というか、しようにも費用がないからどうにもならない。洗面器、盥、バケツを持って畳を濡らさないようにするのが関の山だ。それもまたいい思い出よと嘯きながら、なんとか直撃だけは避けたいと、神にすがる戦々兢々である。

【書】「引咎」いんきゅう（No.836）

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　「責任を負う。咎は、とがめの意。引責。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「引」は、弓と音を表す｜(しん＝インは変化した音。のばす意→伸)とで、弓を引く、ひいて「ひく」意を表す。
　「咎」は、人と各(くだる意)とで、天から人に下るわざわいの意、ひいて「とがめる」意を表す。

【ディジタル画】さいとう・たかを（No.278）

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　現在「ビッグコミック」連載の「ゴルゴ13」の作者。
　「ビッグコミック」は1968年に創刊されたが、「ゴルゴ13」はその創刊時からの看板作であった。去年はコロナ禍の影響で一時休載を余儀なくされたが、その後は復活して現在に至っている。一時休載があったとはいえ、53年も続いたというのは尋常ではない。
　亡くなったのは、9月24日ということだから、今号ビッグコミック発売日の前日だ。発売ほやほやの今号を手にすることなく逝ったのか。
　作者が亡くなったことによって、「ゴルゴ13」の今後の連載が気になるが、それは、後に残されたスタッフの手によって継続されるらしい。それはご本人の遺志だという。ご自身の亡き後のことまできちんと準備されていたんですね。すごいな。　