いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

コンビニの脇の遮断機春そよぐ(あ)

【きょうの一枚】コンビニ脇の踏切。

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 ビッグコミック今号を買ってコンビニを出たところで、踏切踏切警報機がカンコン鳴り出した。そこでポケットからおもむろにiPhoneを取り出してパシャ。電車は下り修善寺行きだった。
 この電車を、地元の人は親しみを込めて「いずっぱこ」と呼ぶ。この名称がまたいかにもローカル線らしくて私は好きだ。単線で、他線と競うように走る都会の電車と違って、こっちの電車はのんびりトコトコ走る。と思いきや、そうでもない。意外とスピードを出す。そのせいでだいぶ揺れる。
 以前、このいずっぱこ電車を使って通勤していた頃は、車内でブログをアップすることが多かったが、iPhoneのキーを打ち間違えること甚だしく往生こいたことがある。それだけ揺れるのだ。
 別に急ぐ旅でもないのだからのんびり構えていればいいのだがそうしない。なんでだろう。
 私がいずっぱこの風景で特に好きなのは、原木(ばらき)駅ホームから見た田園風景。近くに水田が開け、奥に伊豆の山々が連なる。谷内六郎さんや原田泰治さんの絵に出てきそうなのどかな風景に心洗われる。神奈川と伊豆を行ったり来たりしていた頃は、この駅に電車が滑り込むと、決まって顔を上げて車窓の景色を目に焼き付けたものだ。
 この駅が無人駅になってから久しいが、発展性のない無人駅だからこその良さが残っている。こせこせしないでのんびり暮らそうよ。原木の風景は、そんなことを私に語りかけてくれる。


【書】「廷臣」ていしん(No.1,014)

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 「朝廷に仕えている臣下。朝臣。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「廷」は、階段の前に人が直立しているさまで、天子が朝礼を行う正堂の前の広場の意を表す。庭の原字。
 「臣」は、見開いている目の形にかたどり、もと、目玉の意。転じて、開いた目を伏せて主人の前でかしこまるしもべの意、ひいて、君に仕えるけらいの意に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 16(No.454)

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 三四郎は、学校が始まる9月11日に学校へ行ってみたが、講義の気配がない。事務室に聞いたら「それは先生が居ないからだ」との答え。昔はかようにのどかだった。今なら即刻クビですね。
 作品は、東大構内の様子が描かれるが、今回はそのうちの安田講堂を描いてみた。
 私が大学へ進学するときはちょうど学生運動が盛んな頃で、その年の東大入試は中止になった。あのとき東大に入れなかった人は今、どこで何をしているのだろう。 
 今回も「Gガッシュ」のみで描いた。空に若干ぼかしを入れてある。


【タイムラプス】3月26日(土)6:16〜8:13の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/5055961867794983/?d=n


【新型コロナ】3/26(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→47,471(前週同曜日比 −1,735)
重症者数→733前日比 −158)
累計死亡者数→27,618(前日比 +115)