いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

思ひ出を仕舞う場所のない九月(あ)

【きょうの一枚】従来の物置スペース。

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 台所流しと増設8畳洋室との間に怪しの空間があって、これまでそこを薪置き場に使っていた。上に波板を張ってあるから雨に当たらない。
 それでこの度、小田原から孫の荷物が大量に運び込まれるに当たって、それを置くスペースを用意しなければならなくなった。薪を取り出して外に積み、空いたスペースに孫の荷物をばんばん詰め込む。できたばかりの物置小屋パート2にも詰め込む。プラレール、ガンプラ、ぬいぐるみ、学校で工作したらしい作品の数かず。私にはどうしてもガラクタにしか見えないものでも、孫たちにとっては思い出がぎっしり詰まっているものばかりなのだろう。だから、迂闊に捨てられない。
 とりあえず仕舞っておくスペースをどこにするかで頭を悩ます。頭を悩ますが、仕舞うスペースはどこもかしこもすでに飽和状態。唯一残された保管場所がここだった。ここを立体的に整理して、なんとか保管場所を増やしたいと思って一日頑張った結果が、この有様。
 予算的にもう一つ物置小屋を作る余裕はない。あとは私の思い出の数かずを断捨離するしかない。東日本大震災で、なにもかもが一瞬にして目の前から消え去った人びとの遺恨を思えば、そんなものは屁でもない。


【書】「鳴蝉」めいせん(No.818)

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 「鳴く蝉。また、その鳴き声。」(『コトバンク』)
 「鳥」は何度書いても面白い。が、蝉の甲骨文字を知って、これもまた面白いと思った。
 だけど、「蝉」ではじまる二字熟語がほとんどない。あっても、甲骨文字に字例がない。そこでやむなく「鳴」ではじまる二字熟語にして、甲骨文字に統一した。


【ディジタル画】『ざるいしちょっと昔の旅』26(No.260)

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 運動会の敬老席のばっちゃ。数えきれないほどたくさんの苦労を重ねてきたことを微塵も感じさせない、仏さんのような穏やかな笑顔。この笑顔に見守られて競技する子供たちは、なんて幸せなんだろう。
 この伊豆の地区では午後3時になると、市の防災無線から小学児童の声で「子供たちが下校しています。地域での見守りをお願いします」というアナウンスが流れる。それを聞くたびに、老婆心ながら、そういうことをアピールしなければならない地域社会になったことを嘆かわしく思う。昔は、このようなばっちゃの笑顔が至る所にあった。子供たちの成長を静かに見守るのは当たり前のことだった。その当たり前が、いま、失われつつあるような気がしてならない。

 
【タイムラプス】9月11日(土)6:20〜9:02の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】9/11(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→8,888(前週同曜日比 −7,839)
重症者数→2,125(前日比 −48)
累計死亡者数→16,707(前日比 +69)