消息を手渡す風や回覧板（あ）

　我が家にはプリンターがない。印刷したけりゃ下のコンビニに行けばいいと思うようになってからプリンターを買ってない。
　そのうちペーパーレスの時代がくるさと、しばらく世の動きを見ていたが、どうもその気配が見えてこない。電子書籍の売り上げが本屋のそれを上回ったと言ってはいるが、どっこい紙媒体への信頼はまだまだ揺るがない気配だ。こんなコロナ禍にあっても、学校の授業や宿題に配られるのは依然としてプリンターでプリントしたやつなんだろうし。
　ところが、公募の世界では応募をWebで受け付けるところが多くなった。市販の原稿用紙に書いたのを郵送するという従来の方式はもちろん今も健在だが、加えて今はWebからでも簡単に応募できるようになっている。ただし、PDFファイルはダメで、文書を編集できるように「Word」か「一太郎」か「.txt」という拡張子にせよという。それで「.txt」の場合は、用紙はA4版で一枚の文字を原稿用紙と同じ1行20字×20行＝400字に設定しろときた。「.txt」だとそういう設定はできないはずだが、どうすればできるようになるのだろう。
　ひとまず、「.txt」で保存したデータをUSBメモリーに入れてコンビニで印刷した用紙を郵送することにした。それで今日、USBメモリーとACアダプタ付きのハブを買ってきた。
　ついでに、Time Machine用に使っていた2TBの外付HDを空にして(Time Machineの中身を外付HD4TBに入れ替えた)、そこにデータをぼんぼん保存する。保存して、必要な時だけUSBメモリーにコピペしてコンビニで印刷するんだ。

【今日の一枚】今の玄関付近。

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　回覧板入れの箱を、はめ殺しのガラス窓から玄関ドアに並行移動させた。たったそれだけなのだが、そうすることで回覧板が直接雨に当たらなくなり、台所流しに明かりが差し込むようになる。
　前オーナーから今の家屋を引き継いだ当初は、玄関ドアのせいでリビングに明かりが届かない不都合が気になっていた。それで、いずれ玄関ドアを店の自動ドアのように総ガラス張りにすれば滅法明るくなるだろうと思っていた。が、思っていただけで実行しなかった。まあ、防犯上は従来のままでいいかな、と途中で思い直して。
　そうこうするうちに我が家にも回覧板が回ってくるようになった。となれば回覧板入れが必要になる。やむなく作ってはみたものの、さて、ぶら下げる場所がない。台所流しへの明かりを遮ることにはなるが、雨に当たらないようにぶら下げるならそこしかないだろうと、ひとまずガラス窓のところに落ち着かせた。
　そうして、しばらく回覧板をそこに入れてもらっていたが、玄関ドアをガラス張りにしないのなら、回覧板入れをドアに吊るしても構わないだろう、そのほうが雨に当たらないからかえっていいやと思って移動させた。なんだ、最初からそうすればよかった。

【書】「風聞」ふうぶん（No.677）

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　「①うわさ。風のたより。風説。風評。②官吏の不正をあばく匿名の書状。風采。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「風」の音符は凡(はん)。甲骨文字は鳥の形。神聖な鳥であるので冠飾(かんむりかざ)りをつけている。鳳(ほうおう)のもとの形と同じである。その鳥の左や右上に音符の凡を加えている。天上には竜が住むと考えられるようになり、風は竜の姿をした神が起こすものであると考えるようになって、鳳の形の中の鳥を取り、虫(き＝竜を含めた爬虫類の形)を加えて、風の字が作られ、「かぜ」の意味に用いられる。→白川静『常用字解』
　「聞」の音符は門(もん)。ここに書いた甲骨文字の字形は、口のあたりに手を近づけている形で、これは以聞(いぶん＝天子に申し上げること)の意味の字であろうと、白川静は同書で字解している。

【ディジタル画】白壁の家（No.121）

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　屋根の塗りがまだら。「エアーブラシ」で不透明度を落として塗ったが、不透明度を落とすと二度塗り以降の重ね塗りが濃くなって、それがまだらの原因になっている。そうならないために何かをするのだが、その何かが判らない。不勉強この上ない。
　でも、時間は昨日の半分ほどに短縮できました。