子ら一国子ら一城の夏休み（あ）

　引越業者は、午前10時にやってきた。さすがプロです。古い物と新しい物をテキパキと置き換えて、風のように颯爽と帰っていった。
　のはいいのだが、どこに何を仕舞ったのか、こっちはさっぱり判らない。あとはすべて小田原仕様に任せることにします。

【きょうの一枚】孫に乗っ取られた6畳和室。

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　6畳和室を3畳二間に間仕切った。孫娘のベッドの到着を待ってそうした。間仕切りを先にやってしまうとベッドが出入口につかえて入れられなくなると思ったからだったが、なんのことはない、ベッドは前後の組み立て式になっていて、室内でいとも簡単に仕上がった。
　最大の問題は、6畳にあったパソコンの引っ越し先をどこに持っていこうか、ということだった。ひとまず2階に持っていくことにしたが、そこで、ハタと気づいた。スマホとiPad proがあれば、この際パソコンなんていらないのではないか。
　2階がまだ足の踏み場もない状態だから電源はまだ入れていないけど、今後とも、パソコンは使わないんじゃないかという気がする。
　私がやりたいことは、ブログを書くこと、古代文字を書くこと、ディジタル画を描くこと、タイムラプス撮影をすること、だ。それって、すべてiPhoneとiPad Proで完結できる。
　ただ、今のところスキャンだけはパソコンに頼っている。たぶんそれ以外はパソコンの出番はない。今やパソコンはスキャナー専用機と化しているといえようか。

【書】「徹宵」てっしょう（No.782）

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　「夜明かしをする。夜通し。徹夜。」（『旺文社漢字典』第2版）

【ディジタル画】北斎の幽霊（No.224）

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　引越しを93回もした人として思い浮かんだのが葛飾北斎。相当の引越し魔だったようです。年一回引っ越したとしても93すく歳ですよ。どんな暮らしをしていたんだろう。謎の人です。が、それだけに魅力的な人でもあります。
　画は、北斎88歳のときの作品。年齢的衰えを感じさせない見事な画力です。その1ミリでも私にあればなあ。
　これで約20分。「Gガッシュ」ブラシのみで描いた。