いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

己が皮たらりと提げて百日紅(あ)

 朝5時頃、雨の音で目が覚めた。台風10号の雨雲が、伊豆半島に引っかかったらしい。
 前日、食器棚の食器をダンボールに詰め込んで、それを庭に放置してあった。食器棚を空にして、引越業者に車庫まで運んでもらうためである。
 空模様からして一晩持ちそうな気がしていたが、それは希望的観測というやつで、結果として食器を詰め込んだダンボールは、雨に濡れてしまった。やることなすことが、まったく裏目だ。
 私がわたわたダンボールを車庫に運んでいたら、それと察して早起きの孫娘が手伝いを買って出た。ややあってママも加わった。お兄ちゃんは? お兄ちゃんは扇風機を抱きかかえて眠って起きてくる気配がない。開け放した窓から寝姿が見えるが、腹が立つから見ないようにしていても、庭と車庫を往復するごとに必ず見てしまう。で、見るたびに腹が立つ。誰のために朝早くからこんな重労働をしていると思ってやがる。と思うとますます腹が立つ。


【きょうの一枚】庭のサルスベリ(百日紅)。

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 サルスベリの真下にタカサゴユリが咲き、それが散るのを待っていたかのようにサルスベリが咲き出した。
 こうやって我が庭は、春夏秋冬花を咲き繋いでいく。それは前のオーナーの趣向らしいが、私の趣向とも合致する。
 前オーナーの奥様はバラを植えたかったらしいが、ご主人はそれを頑なに拒んだという。その気持ち、なんとなく判る気がする。バラはきれいだけど、バラでは日本の四季折々の豊かさを感じ取れませんものね。


【書】「寧息」ねいそく(No.783)

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 「安らかに休む。安息。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「寧」は、廟の中で、台上の皿の上に犠牲(いけにえ)の動物の心臓をのせて供える形。廟の中で、犠牲にした動物の心臓を供えて寧静・安寧(やすらかなこと)を願って行なう儀礼のことを寧といい、「やすらか、おだやか、しずか」の意味となる。
 「息」は、自と心とを組み合わせた形。自は正面から見た鼻の形。これに心を加えて、心の状態がいき、呼吸に表れることをいう。


【ディジタル画】北斎画美女の模写(No.225) 

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 北斎は長寿で90歳まで生きた。その長い人生の中で数多くの美人画を世に残した。その中からこれはと思うものを選び、模写をしながらその魅力を感得したいと思う。
 今回はこれで約1時間。和服の透かし模様がうまく描けていない。というか、どうやって描いているのか判らない。


【タイムラプス】撮り忘れ。


【新型コロナ】8/7(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→15,647(前週同曜日比 +4,904)
重症者数→1,020(前日比 +197)
累計死亡者数→15,261(前日比 +20)