いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小宇宙ステーションとや花葡萄(あ)

 「 SHIBUYA的文芸コンテスト」さんからメールが届いた。
 このたびは「第1回 SHIBUYA的文芸コンテスト」に作品をご応募いただき、誠にありがとうございます。
 だって。私の応募した作品、無事届いてたんだ。.txt形式の作品をメールに添付して送って以降、うんともすんとも言って来なかったから、所詮は「一炊の夢」かと諦めていた。
 応募に当たっては、改めて自分の作品を読み返しもし、推敲もしてみた。するとその過程で、我ながらなんともつまらない作品であることに気づいた。
 なぜ、つまらないか。それは、どうでもいいことしか書いてないからだ。感動が伝わってこないのだ。自分にとっては懐かしいことでも、それが読む人の感動を呼ぶかとなると話は別だ。つまり、私の作品には感動がないということだ。私がコンテストの審査員だったら、きっと真っ先にボツにしますね。
 私にとって渋谷という街は、まさに私の青春てんこ盛りの街であり、それだけ深い思い入れのある街なのだが、馴染みのない人にはどうでもいい街なんだ。そう思ったら急に熱が冷めてきた。応募した作品なんかどうでもいいやと思うようになった。

 要するに、自分の懐かしい青春の思い出として自分の中に仕舞っておけばいいことだ。人にも楽しめというのはおこがましい。自分が楽しめればそれでいい。そういうことだ。

 でも今回は、おかげでいい夢を見させてもらった。


【今日の一枚】葡萄(ナイアガラ)の花。

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 葡萄の花です。花のように見えないけど、花です。
 1本の雌しべの周りを5本の雄しべが取り囲み、その雌しべが実になり食されます。


【書】「創卒」そうそつ(No.696)

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 「いそがしくあわただしいさま。にわか。」(『旺文社漢字典』第2版)


【ディジタル画】金王八幡宮(No.140)

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 渋谷警察署の裏にちょっとした緑陰がある。
 渋谷駅から大学まで歩くときは決まってこの鳥居の前を通る。普段は素通りの神社だが、ある日の夜、ここに体育連合会のむさい男連中が集まった。大学夜間部の講義も終了し、大学から駅へ向かう最終バスが発車した後の夜中である。
 明日は学生総会があるという、その前の晩、学生自治のあり方について思うところを述べ合い、時間切れで構内を追い出され、ここの境内に集まっておさまりどころを探り合ったのだと思う。ちょうど、いわゆる「内ゲバ」で学内自治が荒れていた頃で、そんな中で体育連合会という組織がどのように自治に関わっていくのかといったことを話し合う、明日はとても大事な総会になると位置付けていた。だから、アルコールの場は相応しくないと、お互い暗黙に了解していた。でも、その後はやっぱり呑みに行ったけど。
 そんな、血気盛んだった青春時代の懐かしい舞台が、どこまで開発をすれば気が済むんだという渋谷の街に、昔のままの姿で残っている。ここは喧騒とした街の、ちょっとしたオアシスです。
 この画を仕上げるのに約3時間。奥の本殿はごちゃごちゃ装飾されているはずだが、よく判らないから適当に誤魔化した。「誤魔化した」というと語弊があるな。写真だと見えすぎちゃって困るところも画だと見えないように描くことができると言ったらいいか。
 鳥居と神社標識が樹の緑と重なって、その境目がはっきりしなかったので輪郭を少し濃いめに描き直したら、そこだけ浮き上がって、かえって逆効果になってしまった。何度描いても画は難しいや。


【タイムラプス】5月12日(水)5:40〜7:32の伊豆長岡の空。28秒。

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【新型コロナ】5/12(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→6,240(前週同曜日比 +2,046)
重症者数→1,176(前日比 +24)
累計死亡者数→11,094(前日比 +113)