花南天何処の猫や毛繕ひ（あ）

　きのう区長に、役員会(6/5)の議事録がまだ作成されていないとLINEで指摘され、おっとそうだったと、きょうの午前、公民館に出向いて議事録を作成した。
　作成するといっても、議題のファイルに、役員会で決まった事柄を赤で追加記入するだけだから手間はない。ならばもっと早くから作成しておけばいいのに、指摘されるまで作成していなかった。
　議事録は事務局が作成することになっている。今年の事務局は、私。今回は極めて重要な案件なので、議事録をしっかり取っておくようにと区長からも念を押されていた。それを、指摘されるまで手をつけていなかったのだから、どんな理由があれ、作成を怠っていたのはひとえに私が悪い。きっと区長も、議事録がなかなかできないから気を揉んでいたのだろう。
　年度途中で副区長が交替するという緊急事態が生じたことについては、こりゃ大変なことになったという認識は私にもあった。でも、当事者である私が議事録を作成するのはいかがなものかと二の足を踏むところもあった。そこへ、区長から催促のLINEがあり、腹は決まった。つべこべ言ってる場合じゃない。やるしかない。
　自治会の役員は、ちょっとした手伝いのつもりで引き受けたが、ちょっとした手伝いどころじゃない。やりがいありすぎの大手伝いだ。もしこれで去年のように昼間に仕事でもしていたらと思うとゾッとする。
　変な話、仕事がなくてよかった。仕事を持ってないから、午前中でも自治会の仕事ができる。ありがたい。これも、天の配剤だろうか。

【今日の一枚】ナンテン(南天)の花。

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　庭の梅の木の下に南天が植わってある。この南天、花は咲くが実は結ばない。
　近所の南天は、時期が来ると赤い実をこれでもかと実らせるのに、なぜかうちの南天は枯れて葉陰に寂しくうずくまっている。だから、縁起物のはずの南天も、我が家のそれは疫病神のようにみすぼらしい。私の稼ぎの少なさを嘆じて実がならないのか、実がならないから稼ぎがないのか判らないが、これまで我が家の南天が赤い実をつけたためしがないということだけは判る。

【書】「祥雲」しょううん（No.730）

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　「めでたい雲。瑞雲(ずいうん)。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「祥」の羊は、神への犠牲としても尊ばれた。義・善の字はいずれも羊を字の要素としており、それで羊による占いで良い結果を得ることを祥といった。でも、どう見たって悪魔の仮面だよなあ。
　「雲」のもとの字は云。云は雲の流れる下に、竜の捲(ま)いている尾が少し現れている形。

【ディジタル画】小林亜星（No.174）

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　名曲「北の宿から」をしみじみ聴いて、いい曲だなあと自ら感慨にふけった話は有名。自分が世に出した作品に、するりと感情移入できるのがすごい。この曲を作詞した阿久悠さんも「歌詞いらないよね」と言ったとか言わなかったとか。
　慶應大学医学部に進学したが、途中で経済学部に転部し卒業。親に知られて勘当されたという経歴を持つ。はちゃめちゃすぎる。でも、もし亜星さんが医者の道を選んでいたら、♪この木なんの木♪や♪パッと！さいでりあ♪などの名CMソングは生まれなかった。
　「マルチ水彩ブラシ」でトレースし、レイヤーを別にして彩色した。彩色には「水彩＆ぼかし」を使った。コメントは「墨ブラシ」。これで約2時間。だいぶコツがつかめてきた感じ。