いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

脚広げ蜘蛛の矜持や食器棚(あ)

 昨日、 第1回SHIBUYA的文芸コンテストからご丁寧なメールをいただいた。
 「受賞された方には、明日(5/30)の18:00までにスタッフよりお電話にてご連絡させていただきます」
 昨今多用される「……させていただく」という表現が気になって仕方がない。一体いつ頃からそんな言い方をするようになったのだろうか。
 「……させていただく」は謙虚で丁寧な言い方のように聞こえ、また使う本人もそのつもりで言っているのだとは思うが、その言い方を耳にするたびにイライラする。単に「……いたします」でいいではないか。「お電話にてご連絡いたします」でなぜいけない。
 連絡するのは相手の方で、こちらではない。相手は、お電話してもよろしいでしょうかと、さもこちらの都合を訊いて丁寧に対応しているよという態度を見せながら、結局は、こちらの都合を訊く気などさらさなく、一方的に連絡しても構わないよねと言っているのと同じなのだから、だったら「ご連絡いたします」でいいではないか。「ご連絡させていただきます」なんて、もったいぶったまどろっこしい言い方をせずともよい。
 で、その時間に私はどうしたか。湯屋の道具を持って一二三荘に出かけたのである。湯に浸かっている間に電話がかかってきたらどうしようなんて露ほども考えなかった、というと嘘になる。ちょっとは思った。でも結局はかかって来なかった。
 要するに、渋谷は若者の街なんだ。爺がのこのこ出る幕ではない。
 SHIBUYA的文芸コンテストのスタッフとしては、コンテストをすることによって、自分たちがこれから始めようとしている事業を人々に周知させるという目的はひとまず果たせたわけだ。で、私もそれに一役買って出た。渋谷を懐かしがる爺を引っ張り出し、昔を語らせることに成功したという意味では、その通りになったのだから大成功でしょう。まあ、私もそれなりに楽しませてもらいましたし、ここはお互いウィンウィンでいいんじゃないですか?


【今日の一枚】卵を産みつけるイエグモ。

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 流しに焼酎お湯割りのコップを取りに行こうとして、サイドボードに蠢いている影を見つけた。イエグモちゃんがサイドボードの内側ガラス戸に卵を産みつけている。
 アルミサッシの網戸に産みつけていたことは過去にあったが、今回産みつけた場所はサイドボードのガラス戸だった。しかも内側です。カミさんが来たとき以外は開かずのガラス戸なのに、でも一体、こんなでかい図体をどうやって中に侵入させたんだろう。それが不思議。


【書】「伝(傳)習」でんしゅう(No.714)

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 「師から伝えられたことを復習する。」(『旺文社漢字典』第2版)


【ディジタル画】林真理子(No.158)

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 先日、朝のNHK番組のインタビューで『小説8050』について、林真理子さんご本人が触れていた。「本当は、重たいテーマなので書きたくなかった」。
 小説では、引きこもりの長期高齢化によって80代の親が50代になった子供を支える「8050」問題を扱った。週刊新潮での連載中から反響が大きく、単行本は発売前から重版が決まったという。それだけみなさんの「8050」問題への関心が高いということか。
 産経新聞のインタビューに、「どの作家も自分に満足なんてしていないはず。もっと違う、いいものを書ける、と常に考えている。だから、私もまだまだ。大事なのは『NEXT=次』ですよ」と語っている。
 すごいパワーのある人だなあ。お生まれは、え〜と、1954年4月1日だって。おっと私より丸1年下でないの。私も頑張らなくちゃ。
 これで約1時間半。人物画もだいぶ慣れてきたかな。でも、もう少しスピードアップできるといいな。


【タイムラプス】5月30日(日)6:33〜9:08の伊豆長岡の空。38秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226323029364296/?d=n


【新型コロナ】5/30(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→3,594(前週同曜日比 −1,443)
重症者数→1,383(前日比 +8)
累計死亡者数→12,930(前日比 +91)