いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

天を這ふ凌霄の花爛爛と(あ)

 塩谷歩波(えんやほなみ)さんが描くイラストが好きで、彼女のTwitterの読者になっている。それで、今日のつぶやきに添えられた写真を見て、彼女の使っているアプリが私が現在使っているのと同じ「Procreate」であることが判った。ただそれだけなのに、同じアプリを使っているというだけでどこか親近感が湧いてくる。

 プロのイラストレーターも使っている「Procreate」ならお墨付きを得たようなものだ。よおし、これからもこれを使ってバンバン「ディジタル画」を描いていくぞ。

 彼女は、自らの30歳の誕生日記念に、注文をいただいた絵を30枚描くという。ただいま半分の15枚を描いたところとつぶやいていたが、私の場合は、おお、今回で33枚だ。

 ただ、彼女の場合、「Procreate」はあくまで下絵を描く道具として使っている可能性もある。これまでの作品を見る限りでは、仕上げは水彩画で描いているものね。

 でも、私の場合、「Procreate」で完結しようとしているんだよね。参照する画像も、「6B鉛筆」での下書きも、彩色も、全て「Procreate」一本だけで仕上げている。筆も絵具も使わない。使わないと決めたから、今後も使わない。それで、どれだけのものが表現できるか、それを試行錯誤しながら暗中模索している。

 

【今日の一枚】近所のノウゼンカズラ(凌霄花)。

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 通勤路の途中にある瀟洒なお宅の壁に、見事な凌霄花があった。この時期、近所の庭によく見かける花だが、壁を這っている凌霄花を見たのは初めて。ここの家主はよほど凌霄花に惚れ込んだ方とお見受けする。

 よほど手入れもされているようで、私だったらこうはいかない。きっと、凌霄花に覆い尽くされたあばら家になっている。

 植物の名を漢字でいくつ書けるか。「薔薇」「向日葵」「紫陽花」……。今では辞書でその都度確認しないと書けないものばかり。「凌霄花」もその仲間に加わろうか。「ノウゼンカズラ」を漢字で書ける人は、それほど多くはいないと思われる。ちなみに私も辞書を見ないと書けない。書けなくても、こうしてパソコンは瞬時に漢字変換してくれる。ありがたいんだか、余計なお世話なんだか判らない。

 「凌霄花」は元々中国原産で、平安時代には日本に渡来していたと考えられるという(Wikipedia)。そんな古くから身近にあるのに、どういう漢字を当てるかなんて知ろうという気がなかった。だから、ここで、なぜ「凌霄花」という漢字を当てるのかおさらいしておきたい。ブログを書いていなければ、こういう発想はおそらくしない。これもブログを書くことの効用。

 「古名は『ノウセウ(陵苕)』または『ノセウ』で、それが訛って『ノウゼン』となった。また蔓が他の木に絡み攀じ登るため「カズラ」の名がついた」(Wikipedia)。また、「漢名の凌霄花は『霄(そら)を凌ぐ花』の意で、高いところに攀じ登ることによる命名」とある(同)。

 なるほどね、そういうことなんですね。ちなみに花言葉は、「名声」「名誉」「栄光」だって。ラッパ状の花を咲かせる姿が、英雄や勝者を祝福する際のファンファーレで吹くトランペットを連想させるから、だそうです。

 

【ディジタル画】クッション抱き抱える女(No.33)

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 輪郭を「6B鉛筆」で描き、新規レイヤーを立てて「スタジオペン」でなぞった。左手の親指の形が不自然。背景には「ぼかし(ガウス)」を入れてあります。最近、この「ぼかし」が気に入っている。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月22日(月)4:49〜7:07の韮山方面の雨空。34秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1275190785139326976?s=21