いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫も早小六なるや初なすび(あ)

 一日中孫娘の世話。今回は、孫一人に私とカミさんの二馬力だから世話がとても楽だった。

 孫娘の朝は早い。私が午前3時に床を出て、ホットココアを飲みながら「ディジタル画」を描き終え、パソコンの前に移ってブログの下書きを書いていると、二階から孫娘が降りてきた。午前4時である。

 「ココア、飲むか? 牛乳ないけど」と声をかけると、「(牛乳がないん)だったら、いらない」と言う。言って、早速iPad ProでTikTokを観出す。お兄ちゃんがいればiPad Proはお兄ちゃん専用の端末になるが、今回はお兄ちゃんがいないので、心置きなくiPad Proを独占できるのである。

 午前7時に流れる防災無線のチャイムを合図に、TVに電源に入れ朝食の準備に取りかかる。朝食は定番のホットサンドである。庭からサンチュを摘んできて、ハム、とろけるチーズと一緒に食パンに挟んで焼く。8枚切の食パンは2枚しかなかったので、私は昨日炊いた釜のおこげ冷飯に納豆をかけた。その頃になってようやくカミさんが起きてきて、「味噌汁作る?」と言う。私は「いらない」と言う。

 味噌汁は嫌いというわけではないが、味噌汁は一食分だけ作るというわけにはいかないから、作れば腐らせまいとして数日は同じ味噌汁を毎朝火にかけることになる。私の朝食は、大抵ホットサンドだから、味噌汁を飲まずインスタントスープにお湯を注いで飲む。てなわけで、味噌汁は作っても腐らせて捨てることになる。それが目に見えているから「いらない」と言う。

 カミさんは、私のつっけんどんな受け答えに苛立ちをあらわにするが、私とて、7時過ぎにのこのこ起きてきて何言ってやんでえ、という気持ちなのである。

 昼は、カミさんが買ってきたインスタントピザに庭のピーマン、冷蔵庫のベーコンをトッピングして具だくさんのピザを焼く。焼くのはオーブントースター。薪ストーブなら丸ごとダッチオーブンで焼けるが、この時期はダッチオーブンはお休み。で、ピザを半月に切って焼く。それでも焼き立てはやはり旨い。

 昼食後は庭の草むしり。前回孫が来たときは一緒に草むしりを手伝ってくれたが、今回はiPad Proを独占できたことで、外に出てこなかった。新しく庭を広げたスペースは細い笹竹がうじゃうじゃ生え出て、それをそのまま放っておいたら元のジャングル状態に逆戻りになると思い、頑張って鋸鎌で一本ずつ始末していった。

 そこで、ふと思った。一旦庭をきれいにすると、人はその状態を保ちたいという心境になるようなんです。こと庭に関して、あれほど放ったらかしにしておくのが常だった私が、庭をきれいに保ちたいと思うようになるんだからおかしなもんです。庭いじりの好きな人って、本当は好きなのではなく、一度きれいにしたら見苦しくなるのを見ていられないと思うタイプの人なんでしょうね。

 庭の草むしりの後は孫娘と二人でトランプで遊ぶ。神経衰弱、一休さん、ダウトなどやるが、私はことごとく孫娘に負ける。

 神経衰弱をしながら、とみに記憶力の衰えを感じる。

 ダウトは、出したい札がこちらになければ相手は簡単にダウトを見分けられるわけで、二人でやっても面白くない。ババ抜きも七並べも二人では面白くない。基本、トランプは3人以上いないと面白くないね。

 孫娘は夕方6時過ぎにカミさんの車で帰っていった。孫娘は秋の修学旅行をとても楽しみにしていたが、果たしてこのコロナ禍で実現できるだろうか。我が校の修学旅行ともども、ぜひとも実現して欲しいと切に願いながら見送ったことだった。

 

【今日の一枚】鉢植えのナス。

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 このナス、とにかく葉っぱがでかい。鉢にたっぷり仕込んだ肥料が実ではなく葉っぱにばかりいっているようだ。あるいはそういう品種なのだろうか。この鉢からはまだ実をいただいてません。

 

【ディジタル画】木漏れ日の男(No.32)

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 最初にざっと「6B鉛筆」で輪郭を描き、新規レイヤーを立てて「製図ペン」でなぞった。彩色には「滲んだインク」を使った。

 だんだん、自分の描きたい絵に近づいているような気がする。描きながら、自分にいちばんしっくり来る描き方を模索中。

 

【タイムラプス】6月21日(日)4:50〜7:15の伊豆長岡の空。20秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1274830705231409152?s=21