【きょうの一枚】6階デイルーム。
ここにちょっとした書棚がある。その上に『順天堂史』があって、きのう(8/12)はその一部を紹介した。
きょう(8/13)は中島明著『手塚治虫』(講談社)。書棚の中にあった。
夜半3時、寝られずふらっとデイルームに出て手にした本が『手塚治虫』。
エリートまっしぐらの道を蹴ってまで、なぜ漫画の道を選んだのか、そこを知りたかった。
ぱらぱらめくっただけだから斜め読みもいいとこだが、それでも彼がなぜ漫画の道を選んだか、おおよそのことは判った。
理由は二つ。
一つは、人を喜ばせるのが好きだということ。
もう一つは、漫画が死ぬほど好きだということ。
それに尽きる。
俗に「好きこそものの上手なれ」という。手塚治虫さんは、漫画が好きで好きでたまらなかったんだろうな。だから倒れてもなお漫画を描こうとした。
人生のすべてを漫画に賭したと言っても過言ではない。とても真似などできません。遠い遠い雲の上の人です。
【書】「飼料」シリョウ(No.1,516)
「動物に与えるえさ。」(『旺文社漢字典第二班』)
「飼」は、食と司(シ。おさめる意)とで、食物を与えて「やしなう」意を表す。
「料」は、斗(ます)と米とで、ますで米をはかる意、ひいて「はかる」意を表す。
【ディジタル画】『彼岸過迄』須永の話十八(No.956)
「夕方になつて、僕(須永)は姉妹と共に東京から来る筈の叔父を停車場へ迎へるべく母に命ぜられて家を出た。彼らは揃の浴衣を着て白い足袋を穿いてゐた」。
浴衣姿に白足袋とは、いくら舞台が鎌倉とはいえ、上品すぎます。
【昭和の風景】236
「府中」白黒。
渡る川は「安倍川」だろうか。
今は新幹線でひとっ飛びだけど、昔はこうして川一つ渡るにも難儀だったんだろうなあ。
【タイムラプス】
入院につき、タイムラプス撮影及びアップはひとまずお休み。
この作業がないだけで、朝の慌ただしさが半減する。この際だからいっそやめちゃったらという悪魔の囁きが聞こえないでもないが、ここまできたらやるしかなかろうという声も聞こえる。
やめるのは、いつでもやめられる。やめたくなければ続ければいいさ。
今はやめたくないという思いが強い。だから、やめません。退院したら、また復帰します。