いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

転院の先のリハビリ夏の雲(あ)

【きょうの一枚】伊豆保健医療センター病室の外。

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 提供できる画像は、これのみ。

 いつも買い出しに利用していたスーパーを、こうして外から眺め下すことになろうとは、夢にも思わなかった。

 なんか、新鮮。

 ここは病院の大部屋。今は上限4人までだがかつては6人収容していた由。直接看護師さんに訊いたわけではないが、天井に吊るされた間仕切りカーテンレールでそれと判る。

 この部屋へきょう(8/16)から私が加わって4床すべて埋まった。

 病院の大部屋にしきたりがあるかどうか知らないが、ひとまず新参者として顔見せ挨拶をしておくことにした。牢名主に挨拶するようなものか。

 右端窓際の人が「お年はいくつかね」と訊くから「70です」と正直に答えると、「なんだ、まだ若いじゃないか」という返事がかえってきた。

 (そうか、病院で70はまだ若僧扱いなんだ。70は人生の終盤とばかり思っていたが、そうか、若僧か。ここにも高齢化社会はひたひたと押し寄せているんだな)

 「この方が先輩だ。先輩に挨拶しろ」と右端窓際の人は場を仕切るように左端窓際の人を紹介する。

 (これが、病院の大部屋のしきたりか。年功序列になってるんたな)

    紹介された先輩がいくつかおっしゃらなかったのではっきりした年齢は判らない。が、明らかに80歳は超えていそうな貫禄。私が、面会用の折りたたみ椅子に小さくなりながら腰かけていると、右端ドア側の人(つまり、私の向かいの人)がパジャマ姿で顔を出した。

 そして、「申し遅れましたが、私は……」と自己紹介を始めた。まだ自己紹介をしていなかったらしい。

 その人は、きのう(8/15)入院したばかりだとおっしゃっていた。私より年上だろうか年下だろうか。

 その人は、この病院に来ることになった経緯を滔々と述べ始めた。こちらが何も訊かないのに立板に水のごとく述べる。

 何だろう、みんな、家に居場所がない人ばかりみたい。病院というところは、そういう人たちが最終的に集まってくる場所になってるんだな。そう、病院にいれば、みんな親切に話を聞いてくれるもんね。

 私がここを望んだのは、順天堂で紹介してくれた2箇所のリハビリ病院が、どちらも家から遠かったからである。で、退院後の通いも考えて伊豆保健医療センターにした。

 人気の施設らしく、空きがなかなか出ないふうだった。

 が、これもタイミングと心得て待っていたら、空きが出たとの朗報が届いた。

 その朗報を聞いてすぐさま手続きを取り、転院を決めた。

 慌ただしい転院劇となったが、家も近くなったし、病院食も口に合うし、乗合タクシーの終点でもあるし、転院を決めたのは結果的によかったと思っている。

 

 どうでもいい文章を、ここまで読んでくださってありがとうございます。

 画像が1つしかありませんが、事情を察してご容赦願います。

 

【書】休み。

【ディジタル画】休み。

【昭和の風景】休み。

【タイムラプス】休み。