いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

買物を終えて家路の百合の花(あ)

 近所に古墳がある。

 今日(7/23)は、子供会や地域づくり委員会、それと地元考古学会のメンバーや自治会役員らと一緒にそこの草刈りに汗を流した。

 草茫々のジャングル状態かと思っていたら、果たして、そうだった。3年間清掃してなかったんだもの、無理もない。

 古墳入り口の石段は紫陽花が通路を塞いでいた。まずそこを草刈機でガリガリ刈り取る。

 そこを突破して古墳の説明が書かれた案内板のところまで降りると、そこは立ち枯れの樹木で覆われていた。となると、チェンソーの出番である。自宅の物置から持ち出したチェンソーに混合ガソリンを注入し、葉の枯れた樹木にロープを巻き付けて伐り倒す。

 草刈り作業を終えて木漏れ日を仰いだら、まだ立ち枯れた木が四本残っていた。残りは後日市役所に言って伐ってもらうことにした。印にピンクのリボンを巻きつけておいた。

 チェンソーで伐り倒した樹木を、これもチェンソーで丸太状態にされたやつを受け取って谷底へぶん投げる。

 そこへ子供会の親御さんから声がかかった。子供たちがトゲトゲの草を鎌で刈り取ったはいいが、棘が痛くて束ねられない。どうしたもんかと言われ、そんなもの、棘のないところを摘んで谷底へぼんぼん捨てろと伝えたが、果たしてその通りやったかどうか。見届けていないから判らない。

 清掃作業の後は、お供物の温泉饅頭を頬張りながら市の学芸員さんのレクチャーを聞く。子供たちは蚊取り線香の煙に囲まれながら、古墳の石に腰を下ろして静かに聞いていた。なんとお行儀のいい(?)こと。地元の新聞社2社が取材に来ていて、考古学会の会員の一人がいい記事を書いてくださいね、と頼んでいた。

 

【きょうの一枚】ヤマユリ(山百合)。

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 古墳に供える菓子を買い忘れていたことに気づき、飛び起きて24時間営業のスーパーへカブを走らせる。

 まだ7時前なのに、店内には結構な客がいてびっくり。客は早起きのお年寄りばかりだけど。レジカゴを見るともなく見ると、パンやら酒のつまみやら、そんなのばかりが入っていた。お年寄りの独り暮らしの方だろうか。

 買い物を終えて坂を上って家に向かっていたら、土手に山百合を見つけた。

 山百合は大ぶりな花。いくら綺麗だからといって家に持ち帰って花瓶に活けても映えない。やはり山百合は、手の届かない崖の上とかに凛々しく咲く姿が似合っている。

 

【書】「維斗」イト(No.1,496)

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「北斗七星の別名。」(『旺文社漢字典第2版』)

「維」は、糸と、音を表す隹(スイ。イは変化した音。さげる意)とで、物をさげるつな、ひいて「つな」「つなぐ」意を表す。

「斗」は、もと、柄のついたひしゃくの形にかたどり、ひしゃくの意を表す。ひいて、容量をはかる枡(ます)、枡目の単位の意に用いる。「とます」は、「と」だけでは分かりにくいので、「斗の枡」と引き伸ばした呼び方である。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』雨の降る日 六(No.936)

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 宵子の棺が火葬場に運ばれた。

 「明らかな空の下に、小さな棺が静かに動いた。路端の人はそれを何か不思議のものでもあるかの様に目送した」。

 

【昭和の風景】216

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「大磯」色付け。

 虎ケ雨が落ちてくる空の色がなんとも不気味。青でも、朝焼け、夕焼けでもない。黄だ。虎ケ雨を降らせる空はそんな色がふさわしい。

 

【タイムラプス】7/23(日)5:59〜11:29の伊豆長岡の空。20秒。

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