いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

たまり漬切つてつまんで暑気払ひ(あ)

 子供たちが夏休みに入って直ぐの日曜に、毎年あるイベントを設けていた。地元で発見された古墳の下草を刈り、古墳に関するレクチャーを受けるというもの。この3年間はコロナや雨天でやっていない。その中心になっていた方が突然亡くなった。昨日(7/4)訃報を聞いてびっくりした。

 代表者曰く、とりあえず今回は遺志を尊重してイベントはそのまま行うが、今後はどうなるか判らないという。それで、これまで世話役をしていた方のお宅へ急いだ。

 そうしたらその方はお仕事でお留守だった。お仕事から戻られる時間にまた出直す旨を奥さんに告げて立ち去る。

 すると夕方、その方から電話が入った。その方は、今後のことについて話し合いたいので時間を設けたいという。ならばと、次の集まりの時にお会いして話を煮詰めることにした。

 その方も、この地域になくてはならない重鎮のお一人である。すごいなあ。頭が下がります。困ったことがあれば、身を粉にしてあれこれ動いてくれる。地域発展のためには欠かせない存在です。

 ですが、我々はそれに甘え過ぎてはいないだろうか。まだまだ現役であることをいいことに、自分の都合のいいように酷使しすぎてはいないだろうか。

 それではいけない。あとは私たちに任せてくれという構えでなくてはいけない。いつまでもお年寄りが活躍するような社会はどこかにきっと歪みが生まれる。何とかしなくては。

 どうすればいいんだろう。暗中模索。だけど、立ち止まるわけにはいかない。ともかくも一歩前へ進まなければ。 

 

【きょうの一枚】「たまり漬」。

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 先日の区内清掃の折、隣町の残土処理場の様子が気になって見に行った。その帰り、道端の弁当屋の店先で行商していたおじさんと目が合い、昔懐かしマコロンの菓子袋と一緒に買った。しめて950円。レシートがないからどっちがどれくらいの値段だったか判らない。でもおじさんはこっちが財布から千円札を引き抜くと読んであらかじめ50円玉を手に持って待っていた。さすが商売慣れしてる。

 家に戻り、晩酌に切ってつまんだら、これが旨い。塩分控えめ糞食らえ、これで早死べらぼうめとばかりにばりばり音をたてて食った。

 

 【書】「当然」トウゼン(No.1,478)

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「あたりまえ。道理の上からそうあるべきこと。」(『旺文社漢字典第2版』)

「当(當)」は、田と、音を表す尚(ショウ。トウは変化した音。相応する意→償)とで、双方の田畑の価値が相応する意、ひいて「あたる」意を表す。

「然」は、灬(火)と、〓(ゼン・ネン。然から灬を取り除いた形。犬の肉の意)とで、犬のあぶら肉を火で焼く意、ひいて「もえる」意を表す。燃の本字。借りて、是認の意を表す語、また形容詞、接尾辞などの助字に用いる。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』報告 二(No.918)

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 敬太郎は田口の家に探偵の報告に行く。と、田口に先客があって広い室で小一時間ほど待たされた。

 探偵の時間は四時から五時までの間だったが、敬太郎は約束の五時を過ぎても探偵を続けた。敬太郎はそのことを田口に告げたが、田口はなぜその通り報告しないのかと逆に詰問する。

 そりゃあんまりですぜ、田口の旦那。

 

【昭和の風景】198

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「十返舎一九」。

 歌川広重の浮世絵を頼りに、お江戸日本橋を皮切りにして、しばらく西へ西へと旅してみようと思います。

 作者の十返舎一九は駿河の人なんだってね。江戸の人かと思ってた。知れば知るほど知らないことが増えてきて面白い。

 

【タイムラプス】7/5(水)8:18〜10:20の伊豆長岡の空。30秒。

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