いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

DVDドライブぐるり家の夏(あ)

 今日の午前中、重鎮の家で貴重なお宝を拝見する機会があった。

 そのお宝の中に十返舎一九の和綴本『東海道中膝栗毛』があった。重鎮が言うには、文もさることながら絵も一九の手によるものだという。

 今では文と挿絵はすっかり分業化されてしまったが、かつては文も絵も同じ人がものしていた。それが普通だった。

 これですよ、これ。私がやりたかったのは。

 それで、漱石全集の挿絵がひと段落したら、次は十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に取り掛かろうと思う。

 なんだか、やることが次から次へ湧いてくる。

 これとて、パソコンが世に出現し、今や生活の一部と化しているからできる技で、ありがたいことこの上ない。

 いい世の中に生まれたものだと思う。自分のやりたいことに没頭できる時間が無尽蔵にある。戦争のない、こんな平和な時代を謳歌できる日がくるなんて思いもしなかった。なんて素晴らしいんだ。

 こんな平和な日々を謳歌できなかった人がいる中で私は謳歌できている。そんな巡り逢いを幸せに感じこれからも享受していきたい。

 自分の人生を他人の人生と比べるつもりは毛ほどもないけれど、生きたくてもそれが叶わなかった人を思わないではいられない。私はそういう人々のためにもやりたいことをやって残された人生を楽しもうと思っている。

 

【きょうの一枚】DVDドライブ。

f:id:jijiro:20230705095700j:image

 近所の電気量販店で買ってきた。税抜きで2,980円。レジに並んだら脇のワゴンに物干しハンガーがあったので衝動買いした。こちらは648円(税抜き)。

 急遽DVDドライブを買う気になったのは、重鎮から借り受けた貴重なC Dデータを自宅パソコンに保存しておきたかったから。そのデータをパソコンにコピペするためにどうしてもDVDドライブが必要だった。

 実はDVDドライブは1台持っていた。それが、孫と一緒に住むようになってドタバタしているうちにどこかへ行ってしまった。探せばどこかにあるはずだが、探すより買った方が手っ取り早いと思ってそうした。

 

【書】「電戟」デンゲキ(No.1,477)

f:id:jijiro:20230705095827p:image

「①いなずまのように光るほこ。②筆づかいの鋭いことのたとえ。」(『旺文社漢字典第2版』)

「電」は、申(シン。いなびかり。テンは変化した音)に雨を加えて、申(もうす)と区別し、「いなずま」の意。

「戟」は、戈(ほこ)と枝の意を表す〓(幹から干を取り除いた形。榦の省略形)とで、枝刃のある矛(ほこ)の意を表す。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』報告 一(No.917)

f:id:jijiro:20230705095901j:image

 敬太郎は下宿先に戻った。

 翌朝、「彼は寐ながら天井を眺めて、自分に最も新らしい昨日の世界を、幾順となく目の前に循環させた」。

 田口に逢って、探偵の報告をしなければと頭の中を整理しようとしていた。

 森本から譲り受けたというステッキは、昨日寐る前に戸棚の奥の行李の後へ投げ込んだ。

 電車に乗って先に帰っていった女は、女はどうした? 

 

【昭和の風景】197

f:id:jijiro:20230705100036j:image

「水の江瀧子」。

 NHKバラエティ番組「ジェスチャー」女性軍キャプテン。

 男性軍キャプテンが柳家金語楼さんなら、女性軍はこの人。金語楼さんのおかしみと真正面から渡り合える人はこの人しかいない。「ターキー」の愛称で国民的人気があった。プロデューサーとしての力量も大したもので、石原裕次郎を世に送り出したことはつとに有名。

 

【タイムラプス】7/4(火)6:06〜9:57の伊豆長岡の空。28秒。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02TeB2Vjb5MvL16qTtQQfaNMY4fsTE7zVXrFprNqLhyy7gpeGob7Um99nXbXUEUdVTl&id=100001436582002