いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋桜を薙ぎ倒してやローカル線(あ)

 南隣の奥さんが回覧を持ってきた。

 市の広報に挟まれて見覚えのある文書があった。私が作った区広報紙である。

 区広報紙は金曜夜の三役会(区長・副区長・会計)で編集印刷して組ごとに仕分け、翌土曜に各組長宅へ配る。配るのは副区長の役目だが、今回は私が声をかけて事務局にも加わってもらった。

 区広報紙に何を載せるかは区長に任されている。つまり、何を書いてもいいのだが、だからと言って何を書いてもいいというわけにはいかない。

 そこには自ずから心のブレーキがかかる。

 区民が知りたい情報もあれば、知りたくない情報もある。その匙加減を誤ると大変なことになる。その大変さが判っているだけに、書く内容はもちろん、その語句にまで気を遣う。広報紙を出すというのは、意外と神経をすり減らす作業なのだ。

 何を書いたらいいか、何を書くべきでないかという判断は、全て区長一人のペンさばきにかかっている。それが苦痛ととらえる方もいれば逆に楽しみととらえる方もいる。

 私は後者だ。もともとそういうことが好きなんだと思う。だから気にしないで。好きでやってますから。

 

 【きょうの一枚】コスモスの花。

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 いずっぱこと下田街道に挟まれた狭い場所にコスモスが咲いていた。まだ梅雨明け宣言も出てないのに、花の季節ではもう秋風が吹いているんですね。

 写真左上、裏山を切り開いた斜面に段々墓地が見える。その墓地のてっぺんの、さらにその上のところに我が家がある。

 高台で、買い物荷物を運ぶにはきつい坂を上らなければならないが、そのかわり見晴らしがいい。富士山が一望に見える。

 四季折々の富士山を見たくて、ここへ引っ越してすぐ二階にデッキをこしらえた。

 こしらえてから十年経つものなあ、あちこちほころびも見えてくるべ。

 基本的に2×4の素材だから加工しやすいが傷むのも早い。昨夏は木ネジで止めてあったところが腐って床板が抜けた。バーベキューの最中だったので焦った。怪我人がなくて、ほんとよかったよ。

 

【書】「伝聞」デンブン(No.1,476)

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「①人づてに聞く。②噂。」(『旺文社漢字典第2版』)

「伝(傳)」は、人と、音を表す專(セン。テンは変化した音。他へ移す意→転)とで、人から人にうつす、「伝える」意を表す。

「聞」は、耳と、音を表す門(通じる意→問)とで、耳にとどく、「きこえる」意を表す。

 こうなるともう漫画ですね。私は書きながら、昔話「カチカチ山」の、薪を背負った狸が火打ち石で兎に火をつけられるシーンを思い浮かべました。

【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 三十六(No.916)

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 女を見送った男は、江戸川行きの電車に乗って終点まできた。外は雨。

 男は人力車に飛び乗った。敬太郎も慌てて人力車に乗ったが、その男を見失った。

 

【昭和の風景】196

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「柳家金語楼」。

 NHKバラエティ番組「ジェスチャー」男性軍キャプテン。

 ともかく腹を抱えて笑えた。金語楼は顔の表情が豊かで、ゲストが頭を抱える難題もケロリとやってのける。あの芸の深さには毎回驚かされました。

 「電気掃除機に吸い込まれて、中でもがいているノミ」というお題を、あなただったらどう表現します?

 

【タイムラプス】7/3(月)6:06〜9:57の伊豆長岡の空。28秒。

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