いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

黒々と残土濡らして夏の富士(あ)

 【きょうの一枚】市の残土処理場から見た富士山。

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 きょうは第2回区内清掃の日。

 夏場の暑い盛りを考慮して作業開始を1時間早めたが、それに対してかなりの苦情をいただいた。

 男なら開始が朝何時でも構わないが、女の場合は朝ご飯の用意をしないといけない。後片付けもある。7時から作業開始というのは、そのことをちっとも考えていないというのだ。

 よかれと思って1時間早めたが、その変更はどうやら不評だったようだ。所詮男の発想は得てしてそういうもんかもしれない。

 刈り取った草は隣町にある市の残土処理場に捨てる。そこはフェンスで囲まれていて、普段は南京錠がかかっているから入れない。区内清掃があるときに市から鍵を借りてきて開ける。

 今日は私がその役を買って出た。カブが復活したからできることで、そうでなかったらやらない。

 カブを走らせて残土処理場の鍵を開ける。扉を開けると黒富士が飛び込んできた。なんとも雄々しい姿だ。

 この富士山を身近で見たいがために伊豆を終の住処とする人も多いと聞く。私もその一人。神奈川の住まいを捨てて伊豆へ来た。上物は多少くたびれていたが、富士山を毎日拝める幸せを優先させた。

 カミさんは逆。富士山が見えようが見えまいが関係ない。建物が頑丈ならそれでいいという人だ。

 景色を眺めるだけでは満腹にならない。富士山が見えなくてもコロッケが美味しく揚がればそれでいい。だから、床下がシロアリにやられていると私がわめき散らしても、それ見たことかざまあみろという顔をしている。修繕費用なんてびた一文出そうとしない。こんなぼろ家にかける金なんかないというわけだ。

 70になったら仕事を辞めて伊豆で暮らすようなことを言ってたけどどうなんだろう。もしそうなったとしても、どのみち富士山が見えようが見えまいが知ったこっちゃないんだろうな、令和の鵺には。

 

【書】「鼎食」テイショク(No.1,475)

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「いくつものかなえに盛った豊富なごちそう。また、それを食べること。転じて、豊かな生活。鐘鳴鼎食之家ショウメイテイショクのいえあり<王勃・滕王閣序>」(『旺文社漢字典第2版』)

「鼎」は、かなえの形にかたどる。金文はふつうの円形のかなえの象形である。

「食」は、器に盛った食物にふたをしたさまで、食べ物の意。ひいて「くう」「たべる」意を表す。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 三十五(No.915)

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 男と女は西洋料理店を出て市電の停車場に向かった。が、電車に乗ったのは女だけで男は乗らなかった。男は女を見送るために来たのだった。

 敬太郎は女の先途だけを見届けたかったが、田口から頼まれたのは男の行動だけだったので我慢して電車に乗らなかった。

 

【昭和の風景】195

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「まぼろし探偵」。

 作は、桑田次郎。「エイトマン」と同じ作者である。

 エイトマンの脚の長さは尋常じゃないと思っていたが、その特徴は「まぼろし探偵」のときにもう既にあったんだね。

 ふりかけ「のりたま」の袋にはエイトマンのシールが入っていた。エイトマンのシールが欲しくて「のりたま」をご飯にふりかけたが、ふりかけそのものはあまり好きではなかった。

 

【タイムラプス】7/2(日)15:14〜17:20の伊豆長岡の空。28秒。

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