いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏めくやそよぐ野の草川の風(あ)

 冷蔵庫を開けたら「のどごし生」がなかった。

 なきゃしょうがない、焼酎で我慢するかとサーバーのコックをひねったら「いいちこ」が出て来なかった。

 そんなことはこれまで一度もなかった。何はなくても酒だけはあった。

 酒なくて何の己が桜かな。

 そろそろ年貢の納め時かもしれん。

 

【きょうの一枚】ムラサキツメクサ(紫詰草)。

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 アカツメクサとも。狩野川土手に自生する。

 今週の火曜、自動車学校へ行く途中、駅まで歩く土手道で見つけた。こういう野草も歩かないと目につかない。

 

【書】「労酒」ロウシュ(No.1,431)

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「ねぎらいの酒。<礼記・月令>」(『旺文社漢字典第2版』)

「労」は、かがり火の象形と力とで、火がもえるようにたえまなく力を出してつとめはたらく意、ひいて「つかれる」意、転じて「いたわる」意。

「酒」は、液体を意味する氵(水)と酉(ユウ。シュは変化した音。酒つぼ)とで、「さけ」の意を表す。

 私の所有する『古代文字字典』城南山人編(マール社)の「金文編」には、「酒」の古代文字がわんさか載っていて、どれを書こうか目移りしてしまう。いずれも酒壺の象形で見ていて飽きない。書いても飽きない。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』風呂の後 三(No.871)

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 森本は新橋の停車場に勤める。もう三十以上にもなるのに、いまだに一人で下宿住まいをしている。一言では言い得ない混み入った過去を持っているらしい。そういう人の話が面白くないわけがない。

 その森本が敬太郎に話した話に耶馬溪が出てくる。耶馬溪は大分県にある景勝地で、その昔、頼山陽をはじめとする文人が足を運んだという。

 そこで耶馬溪をConceptsで墨絵風に描いてみることにした。多少にじみがある方が雰囲気が出ると思って「水彩C1」ブラシを「水彩H1」ブラシに替えてみたが、思ったほどの差は出なかった。てか、ブラシの使い勝手がまだ飲み込めていない。

 ディジタルで墨絵風の画を描きたいと思っているが、なかなか思った通りに描けない。今もって試行錯誤の繰り返しです。

 

【昭和の風景】153

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 龍第13弾。

 「昭和の風景」を描き残そうと思って始めたコーナーだが、いつの間にか「龍」が幅を利かせるようになってしまった。

 なぜ龍を描きたいと思うようになったか。今ではすっかり忘れてしまった。昭和の時代とどう関係あんの? それもすっかり忘れてしまった。

 でもいいさ。龍を描きたいと思ったことは確かなんだかから。

 描きたいものを描く。それでいいんでねえの(と、自分に言い聞かせている)。

 

【タイムラプス】5/19(金)7:59〜9:44の伊豆長岡の空。26秒。

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