いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

野の道に脚投げ出して白木蓮(あ)

 新型コロナウイルス感染症の「まん延防止等重点措置」が3/21(月)で終了することが決まった。
 それで、私がずっと気になっていたのは「蔓延」と記さずに最後まで「まん延」と「まん」をひらがな表記で通したことである。「蔓延」と漢字表記してなぜ悪い。その理由を誰も言わない。私はそれが気持ち悪くて仕方がない。
 孫には絶えず言っている。世の中では誰も言わないのに、そう言うのはじぃじだけだよと孫によく言われる。「変なおじいさん」扱いされる。それでも言う。みんな、気持ち悪くないのかなあ。


【きょうの一枚】ハクモクレン(白木蓮)。

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 いつものみかん問屋にみかんを買いに行く途中の山里に白い花が見えた。
 ハクモクレン(白木蓮)である。そういえば、去年の今頃、♪ハクモクレンにも似た あの白い翼で♪という合唱曲を練習したっけ。
 何というタイトルだったか思い出せなかったので、家に戻ってネットに当たった。そうしたら「あなたへ-旅立ちによせるメッセージ」だった。筒井雅子さん作詞作曲の、卒業ソングの定番。
 たった一年前のことだけど、もう二度と歌う日は来ないだろうと思うと、感慨もひとしおである。


【書】「赤土」せきど(No.1,004)

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 「①草木の生えていない土地。赤地。②赤色の土。あかつち。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「赤」は、大と火とで、火が大いに燃えあがる色、「あかい」意を表す。
 「土」は、土地の神を祭るために盛り上げた土柱の形にかたどり、もと、土地の神の意、ひいて「つち」の意を表す。


【ディジタル画】『三四郎』 6(No.444)

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 同宿した女に翌朝「あなたは余つ程度胸のない方ですね」と言われた三四郎は、上り乗合の座席で革鞄を開いてベーコンの論文集を取り出す。が、読む気にならない。で、昨夜の御浚をする。そのとき三四郎の頭をよぎったのは、女か、はたまた東京での新しい暮らしか。
 私が東京の大学に通うことになって、住み慣れた青森を単身あとにしたのは今から半世紀前のこと。あのとき私は東京行の夜汽車に揺られながら何を思っていただろう。終着上野駅に降り立ったとき、これから始まる大都会の生活に目が眩むほどの開放感を覚えたことだけは確かだ。やりたいことが何でもできる自由を得たような気がした。
 あれから幾星霜、紆余曲折を経て今は伊豆を終の住処と決めている。これでよかったのだろうか。時折そんなことを思うことがある。今更血気盛んな若い頃には戻れないが、人生の終盤を迎えて、どうやったら毎日楽しく暮らせるかと、そればかりを考えている。最期は「ああ楽しい人生だった」と振り返られるような、そんな人生を送りたいと思っている。
 今回の画も、すべて「Gガッシュ」で描いた。


【タイムラプス】3月16日(水)7:24〜8:56の伊豆長岡の空。22秒。

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【新型コロナ】3/16(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→50,781(前週同曜日比 −3,235)
重症者数→1,170(前日比 −5)
累計死亡者数→26,466(前日比 +188)