【今日の一枚】切り餅で一杯。
薪ストーブの台の高さに合わせて周りを耐火煉瓦で囲った。
こうなったらもうストーブの脇にでんと腰を据えて呑るしかねえべ。
呑るのはいいけど、腹の足しになるやつをなんかつまみたいな。そう思って食料品ケースを漁ったら、中から切り餅が出てきた。食料品ケースとか偉そうにいうけど、もとはといえば透明プラスチックの書類ケース。そこへ書類の代わりに日持ちする食料を入れておく。孫と一緒に住むようになってから私の手元を離れて食料品ケースとして使われるようになった。
この切り餅、袋の賞味期限を見たら今年5月になっていた。でも、そんなの気にしていたら何も食うものがなくなってしまう。だから気にしない。
気にせず焼いた餅に醤油をつけて海苔を巻く。そいつをパクリと頬張る。焼酎お湯割りをちびりと舐める。旨し、旨し。
テレビは点けない。代わりにiPadで音楽を流す。そして、音楽を聴くともなく聴き、焼きたての餅をはふはふ言いながら食っては今年を振り返る。
今年は、いや、今年も、かな。いろんなことがあったなあ。そんなこんなを思いながら、しみじみ晩酌を嗜む。ん〜五臓六腑がとろけそう。
これもひとりだから味わえる至福。カミさんがいたら、そんなことできません。
【書】「陰寒」インカン(No.1,270)
「①寒さ。②空がくもって寒い。」(『旺文社漢字典』第2版)
「陰」は、阝(山の意)と〓(イン。陰から阝を取り除いた形。くもる意)とで、山の日の当たらない所、「かげ」の意を表す。
「寒」は、屋内で人が草のしとねにくるまっているさまに、冫(氷)を加えて、「さむい」意を表す。
【ディジタル画】『それから』十の六(No.710)
雨はしきりに降る。
代助は、「好い雨ですね」と云ふ。
一方、三千代は、「些(ちつ)とも好かないわ、私、草履を穿いて来たんですもの」と、むしろ恨めしそうに樋から漏る雨点(あまだれ)を眺める。が、眼元には笑の影が泛(うか)んでゐた。
「雨には白百合がよく似合う」。
太宰だったらそう言っただろうか。
そんなことを思いながら、花瓶に活けた白百合を描いてみました。
でも、どう見ても白百合には見えませんねえ。とほほ。
【タイムラプス】12月9日(金)6:05〜8:30の伊豆長岡の空。36秒。
【新型コロナ】12/9(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→127,284(前週同曜日比 +17,689)
累計感染者数→25,840,542
死亡者数→51,567(前日比 +229)
<静岡県>
新規感染者数→3,102(前週同曜日比 +265)