媼切る孫切るどれも西瓜かな（あ）

【きょうの一枚】カット・スイカ(西瓜)

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　きょうはカミさんが来るってんで、桃か西瓜を買って用意しようと思った。
　で、午後4時過ぎにカブを「伊豆のへそ」へ走らせた。ここの産直店は午後5時に店を畳んでしまうからせわしない。
　田舎は店を早く閉めるとはいうもののの、午後5時に店を閉めてしまうのは、さすがに早すぎるでしょう。私が店に入った途端に「蛍の光」が流れ出すんだものやんなっちゃう。
　桃は、この前買った時はバラ売りだったが、今回は化粧箱に6個収まっていた。値段もこちらの予算を遥かに超える額だし、そもそも箱ごと冷やすスペースが冷蔵庫にない。
　それで、桃は諦めた。
　スイカはどうだと前回と同じカット売り場に回ったら、こちらは前回より幾分安い値段で売られていた。即決、きょうはスイカを買うことにした。でも、よくよく見たら、これはひと玉4分の1のカットじゃないね。6分の1くらいか。でもいいか、これで夏が感じられたら。

【書】「降北」こうほく（No.1,136）

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　「降伏と逃亡。北は、逃げる意。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「降」は、阝(階段)を両足が下に向かうさまで、高い所から「おりる」「くだる」意を表す。
　「北」は、二人の人が背を向け合っているさまで、背を向ける、そむく意を表す。転じて、背を向けて「にげる」意、また古くから正面とされる南向きの背の方向、「きた」の意に用いる。

【ディジタル画】『坑夫』 18（No.576）

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　第18話の冒頭はこうだ。「寝ると急に時間がなくなつちまう。だから時間の経過が苦痛になるものは寝るに限る」
　私は、その日に起こった出来事がよかろうが悪かろうが、そんなことには頓着なしにぐっすり寝ることにしている。特技といってもいいくらいだ。だから、一般的にいうストレスというものを感じたことがない。焼酎をぐびっと呑れば、それでたちどころに睡魔がやってきて、心地よい眠りにいざなってくれるのである。なんとも安上がりにできた人間だと自分でも思う。
　その冒頭の後に柔道の締め技の話が出てくる。私は絞められて落ちたことはないが、絶息した後に活を入れてもらうと「好い気分になる」らしい。だけど試してみようとは思わないな。間違って生き返らなかったらことだと、それが気に掛かる。
　今回もすべてConceptsで描いている。
　描く時間も大体固定してきた。夕方の買い出し前に、漱石全集を読み、そこから画になってくれそうな文章を選んでささっと1時間ほどで描いている。
　前回の車窓の様子は、「窓から唾液(つばき)をした」シーンを描いて、うまく描けないからまた最初から描き直して、それでも気に入らずに描き直して、結局同じ構図の画を3枚描いた。でも、当然ながらその3枚が3枚とも仕上がり具合が異なる。だから画は面白い。