いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

馬食はずてふ蔓絡まりて夏の庭(あ)

 午前中、きのう作成した地域広報紙と市の広報誌を組長宅に宅配。最後に届けた組長宅の玄関に、2年前に授業で教えた子が立っていた。昨年、新型コロナ禍で修学旅行が中止になった子である。「元気かい?」と声をかけたら、「はい」と笑顔が返ってきた。「(宅配)ご苦労様です」とのねぎらいの言葉もあった。
 たったそれだけのことだけど、なんだか幸せな気分になった。炎帝が容赦無く照りつける真夏日だったけど、一服の清涼剤をいただいた気がして、風を切って走るバイクのエンジンも心なしか軽やかに響いた。


【きょうの一枚】センニンソウ(仙人草)。

f:id:jijiro:20210829095511j:image
 道を挟んだ向かいの生垣に白い花が咲いていた。何の花だろうと近寄って写真に収め、アプリ「花しらべ」で調べたら第一候補に「センニンソウ」と出た。生垣のカイヅカイブキに絡まって伸びている。
 同じのは、庭の奥のツバキ(椿)とキョウチクトウ(夾竹桃)にも絡まっていて、取り払うのも面倒だからそのままにしてある。
 仙人草は、別名を「ウマクワズ」と言って、馬や牛が絶対に口にしない有毒植物である。茎や葉の汁は皮膚炎の原因になるとのことなので<wikipedia>、下手に触って炎症を起こしてもつまらないという思いもあって、手をつけずにいる。放っておいてもそのうち枯れるべえ。


【書】「燕雀」えんじゃく(No.804)

f:id:jijiro:20210829095427j:image
 「①つばめと、すずめ。②小人物のたとえ。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「燕雀安知鴻鵠之志也」(えんじゃく いずくんぞ こうこくのこころざしを しらんや=小人物には大人物の遠大な志を理解することはできない)の「燕雀」ですね。高校で習いました。私ですか? 私はいつまでも燕雀のままですね。つまらないことに振り回されて、鴻鵠のような遠大な志を抱くことなんて、とてもできません。


【ディジタル画】『ざるいしちょっと昔の旅』12(No.246)

f:id:jijiro:20210829095409j:image
 樽神輿を担ぐ青年団。
 いわゆる神輿渡御だが、私はこの光景を見たことがない。私が物心ついた頃にはすでに練り歩かなくなっていたのだろうか。
 樽に見えるロゴマークは、地元の醤油製造会社のもので、全国区の「キッコーマン」を模して「キッコーカン」と呼んでいた。地元で醤油といえば「キッコーカン」のことを指した。あるいは、創業者の和田寛次郎を短くつめて「ワダカン」とも呼んでいた。
 私にとって祭りといえば、お盆の頃、寺への通路にずらり出店屋台が並ぶ宵宮のことを言う。その宵宮で決まって売られるのが「飴煎餅」である。津軽飴(水飴)を南部煎餅でサンドしたもので、これがめっぽう旨かった。
 友達とつるんで屋台を巡り歩き、最後に飴煎餅を買って帰ると、何のことはない、他の兄姉弟も飴煎餅を買って帰っていて、食卓は飴煎餅の山となるのだが、互いの好物だから誰も文句は言わない。
 一度、青森の土産に津軽飴を買って家で飴煎餅を作ってみたが、まるで味が違う。名産は、やはりその土地で味わうに限る、ということか。


【タイムラプス】8月28日(土)6:34〜8:06の伊豆長岡の空。22秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226888272895031/?d=n


【新型コロナ】8/28(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→24,198(前週同曜日比 −1,671)
重症者数→2,000(前日比 +26)
累計死亡者数→15,866(前日比 +57)