いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小寒はいつとや積木カレンダー(あ)

 新しい年を迎え、このままではいけないという焦りが増している。
 蓄えがまるでないところからくる余裕のなさが、ここへきてボディブローのようにじわり効いてきた。
 定年でリタイアした頃は、蓄えがなくたって老後は年金があるから安泰と気楽に構えていた。ところがどっこい、実際はそうではなかった。
 いや、うすうすは勘づいていた。だから、外へ働きに出た。働いて幾らかでも小遣いを蓄えようとした。しかし、そう簡単にはいかなかった。働くことをやめた途端に孫どもと一緒に暮らすことになったのである。
 この歳でもう一度働きに出ようにも、古希を迎えんとする高齢者に給金を払うところなんてあろうはずがない。社会の役立たずとして扱われるだけだ。
 灯油も買えない、どころか年賀ハガキすら買えない。まさか、こんなひもじい生活を強いられようとは思ってもみなかった。ほんと、人生はどう転ぶか判りませんねえ。長生きしたっていいことなんか一つもない。


【きょうの一枚】積み木カレンダー。

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 小田原から運ばれてきた引越荷物に紛れていた。ママと孫娘は、これをどうしてもリビングのテレビの上に飾りたかったらしい。この隣には私が買った今年の日めくりカレンダーがぶら下がっているのだが、そっちの方は見向きもされない。
 だから、日めくりカレンダーをめくるのはもっぱら私の日課になっている。アーバンの感覚からすれば、日めくりカレンダーはリビングのインテリアとしてはダサいのでしょう。日めくりカレンダーは、価値ある知恵が満載だと思うんだけどなあ。


【書】「圭璋」けいしょう(No.933)

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 「①礼式用の飾り玉。②高い人品のたとえ。=珪璋」(『旺文社漢字典』第2版)
 「圭」は、土を二つ重ねて、もと土地の神を祭る盛り土、封土(ほうど)の形。転じて、天子が諸侯を封じるしるしの形の玉の名に用いる。
 「璋」は、王(玉)と、音を表す章(しょう)とから成る。


【ディジタル画】柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(No.375)

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 「俳句でアート 一絵一句コンテスト」の締め切りが近ついてきた。そのことに気づいて慌てて3作品を仕上げたが、応募条件には「一人2点まで」とある。それで、「柿くへば……」を没にした。
 右下に正岡子規が柿を食っている絵を置いたが、これはドラマ「坂の上の雲」で正岡子規を演じた香川照之さんを模している。その背景に斜めの縦線と横線をクロスさせたのは、よしずの茶店で柿を頬張る正岡子規のイメージが浮かんだから。
 この句は正岡子規の作品の中でも特に有名な作品で、正岡子規といったらこれでしょうというくらい人口に膾炙されている。コンテストの主催者側は「正岡子規の俳句からイメージしたあなただけのアート作品を描いてください」と唱い、それに見合う作品を募っているが、描いてみて、これが私にはどうしても「あなただけの作品」には見えなかった。それで没にした。 


【タイムラプス】1月4日(火)8:59〜10:25の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227647259709227/?d=n


【新型コロナ】1/4(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→782(前週同曜日比 +570)
重症者数→52(前日比 −1)
累計死亡者数→18,395(前日比 +1)