いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

干し柿や孫爪先に背伸びして(あ)

 昨日の夜8時ごろ、孫がやってきた。カミさんは暗くなる前に着きたいと言っていたが、お兄ちゃんが支度にてこずって出発が遅れたのと(ゲームに夢中だったらしい)、途中の道が混んで、結局真っ暗な箱根を運転してきたと、着いて早々ぼやいた。

 そして今日、孫娘の朝は相変わらず早く、4時前に起きてきた。そんな早くに起きて何をしているかというと、iPadでTikTokを見てケラケラ笑っている。私は孫娘にミルクココアを入れてやり、薪ストーブの燃え加減を見ながらパソコンでブログの下書きをする。

 パソコンの隣にはゲーム機がやりっぱなしの状態で置かれている。お兄ちゃんが夜遅くまで夢中になっていたそのままの状態で、お兄ちゃんが寝ている間だけ一時休戦といった構えだ。

 最近のゲーム機は、ゲーム機本体に、液晶モニター、キーボード、マウス、ヘッドホン、ゲームコントローラーが付属する。これは、まさにパソコンそのもの。一昔前までは、より高いスペックを競い合うようにしてパソコンを自作したものだが、今はそんなことをしなくても本体のスペックそのものが進化して、同じスペックなら自作するより買った方が安いし失敗のない時代なのだろう。マザーボードはどれを選ぼうかなんて財布と相談していた時代とは隔世の感がある。

 防災無線から7時の時報が聞こえてくると朝食の支度をする合図である。テレビを点け、孫娘にホットサンドを作ってやる。そのうちカミさんも起きてくるだろうと思っていたが、昨日の夜の運転で疲れていたのだろう、「さわやか自然百景」が始まっても起きてこなかった。

 そこで、朝食後は孫娘と二人で前の道路の落ち葉掃きをした。私が竹箒で落ち葉をかき集めていたら、孫娘が「あたしもやる」と言って玄関から庭箒を持って出てきた。今日の落ち葉掃きにしても庭の草むしりにしても、孫娘は嫌がることなく、むしろ楽しくて仕方がないというふうに手を動かす。

 伊豆でやるあれもこれもが楽しいらしい。薪ストーブだし、囲炉裏だし、ハンモックだし、ブランコだし、お絵かきだし、囲碁だし、吊るし柿だし、退屈する暇がないくらいやることいっぱいだもの。

 そう、吊るし柿を今日、孫娘と二人で作りました。最初、私が包丁で皮をむき、孫娘がむいた実を麻紐で結んでいたが、途中でそれが逆になった。グニュグニュで柔らかい実はむきにくそうだったが、それでも最後までむき通した。

 それで、むいた柿を軒下に吊るしていたら、どこからかおもちゃの注射器を見つけてきて、その針を手の届く甘夏にぶちぶちさして遊んでいた。まったく、油断も隙もありゃしない。

 新型コロナウィルス撃退のおまじないのつもりだったんだろうか。

 

【今日の一枚】吊るし柿。 

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 庭の渋柿を吊るした。焼酎を霧吹きで吹きかけていないので、そのうちカビが生えてくるかもしれない。

 20個はあるかと思っていたら14個しかなかった。鳥についばまれたのが2個あって、そいつはそのまま木守柿にして、鳥にくれてやることにした。

 崖下の家の奥さんが、私が柿の木に登っているのを見て「気をつけてくださいね」と声をかけてくれた。崖下の家の庭は家より高いところにあって、ちょうど私の家の枇杷の陰にあたる。そこに甘夏を植えてあり、甘夏を収穫する初夏には、手伝いのお客さんが来ているとみえて、楽しい語らいが私の庭にも聞こえてくる。

 奥さんを拝見するのは今日が初めてで、どこか上品な感じがした。

 

【タイムラプス】11月22日(日)5:58〜8:32の伊豆長岡の空。38秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1330644811121004545?s=21