ストーブに足組み替えて暖探す（あ）

【今日の一枚】薪ストーブに足を伸ばしてうとうと。

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　きょうは朝4時からW杯日本対スペインのテレビ中継があった。
　朝4時はいつも起きてる時間だが、スペイン戦を見るとなればテレビの置いてあるリビングを暖めないといけない。しかもきょうはかなり冷え込むとの予報。それで薪ストーブの出番となった。
　思えば去年は孫どもが一緒に住んでいたから薪の消費量も半端なかった。足りなくなって途中で追加したら、生乾きの薪が運び込まれ、煙突掃除に往生こいた。今年はその反省を踏まえて第二弾の薪の運搬を年明けにお願いしてある。
　燃やす薪を作るには乾燥の期間を置かないといけない。生乾きの薪を燃やすと煙突に煤があっという間にこびりつくのだ。これが結構厄介。煙突が長いとかなり厄介。それで去年はシーズン中に二度も煙突掃除を強いられた。煙突が詰まると煙が外に逃げていかないから煙が家に籠もってしまう。部屋干しした洗濯物も煤臭くなって娘家族に泣きつかれた。
　それよりも何よりも、煙突が詰まると炎が逆流して火事の原因になる。火事を起こしたら事だ。延焼したら、それこそ自分の家が燃えただけでは済まない。幸い今年は独り身でだいぶ気楽だけど、こと薪ストーブに関しては一人で暮らそうが大人数だろうが関係ない。ひたすら薪が乾いているかどうかがポイント。
　ことしは乾いた薪だから安心だ。安心して日本のW杯予選敗退を見届けることができる。と思ったら、なんとドイツに引き続いてスペインにも大金星をあげてしまった。スペイン、ドイツの強豪を差し置いて一位で予選グループ通過ですよ。信じられません。
　決勝トーナメントに勝ち進んだ日本の相手はモドリッチ率いるクロアチアと決まった。ここまで来たら相手がどこだって強豪ぞろいであることに変わりはない。ドイツ、スペインを撃破したモチベーションが、果たして12/6のクロアチア戦までどれだけ残っているだろう。

【書】「留連」リュウレン（No.1,263）

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　「①去るにしのびず、ぐずぐずする。居続ける。②失業してさまよう。流浪。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「留」は、田と、音を表す卯(リュウ。かこう意→牢)とで、耕地に作物をかこう意、ひいて「とどめる」意を表す。
　「連」は、車と辶(道)とで、車が続いて道をとおる意。ひいて「つらなる」意を表す。

【ディジタル画】『それから』九の三（No.703）

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　代助は兄とワインを呑んだ後、父のいる奥の居間入った。
　唐本を見ていた父は、代助の方に向き直ってただ一言、「来たか」と言った。
　いいねえ、余計なことをくどくど言わない。これが明治の親父だ。
　と思ったら、結構言ってますよ。
　「先づ自分の年を取つてゐる事、子供の未来が心配になる事、子供に嫁を持たせるのは親の義務であると云ふ事、嫁の資格其他に就ては、本人よりも親の方が遥かに周到な注意を払つてゐると云ふ事、他の親切は、其当時にこそ余計な御世話に見えるが、後になると、もう一遍うるさく干渉して貰ひたい時機が来るものであるといふ事……」。
　日頃思ってることを、ここぞとばかりにまくしたてたんだろうな。代助はどんなふうにそれを聞いていたんだろう。