いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蜩や古希に間近の朝ぼらけ(あ)

 この時期、朝の窓を開けると、ホトトギスとウグイスのコーラスが楽しめる。
 そこへきょう、新たにヒグラシが加わったものだから、なんとも贅沢な朝ぼらけの饗宴になった。
 ヒグラシの鳴き初めは、去年はいつだったかいなとブログを検索したら、きょうと同じ7/9だった。
 そこで、ふと思った。自然界の生き物はカレンダーを見ずとも鳴く時期を心得ているが、人間はそうではない。きょうは何の日だっけ? なんてカレンダーを見て確かめている。ほほ〜、きょうは東京浅草観音ほおずき市か、どれどれどんな様子かな? とテレビのニュースを見たりYouTubeの動画を検索したりする。
 それを知ったところで、別にどうということもない。知って得するということでもない。でも、人間はそれらをことごとく知りたがる。知らないでは済まされないと思う。なんでだろう。
 往々にして、何でもよく知っている人を「あの人は頭がいい」と評価する向きがあるが、果たしてそうだろうか。それよりも、気遣いを持って柔軟に人に接することのできる人が「頭がいい人」なんじゃないかと、私は思うのだが。


【きょうの一枚】白葡萄の上の雨蛙。

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 小雨の中、白葡萄の出来具合を見に庭に出たら、こんなところに雨蛙がいました。庭の至るところに出没する雨蛙君だが、白葡萄の上は初めて。おぬし、そいつは人様が食うものだと知っての狼藉か。


【書】「焚燼」ふんじん(No.754)

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 「燃えかす。燃え残り。余燼。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「焚」は、焚き火のイメージ。あるいは、暖炉かキャンプファイアーか。いずれも勢いよく燃え盛る感じ。
 「燼」は、薪が勢いよく燃えた後、燃え残りがないかどうか、棒でかき回して確認しているイメージ。
 そんなことを言っても、今の子たちは、焚き火とかキャンプファイアーそのものを見たことないから、木がどんなふうに燃えるか、イメージつかめないかもしれませんね。


【ディジタル画】大島康徳(No.198)

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 今季で現役引退を表明した松坂大輔さんと、6/30に大腸癌で亡くなった大島康徳さんと、どっちを描こうか悩んだ。悩んで大島康徳さんを選んだ。
 決め手は、きょうの大島さんの公式ブログに、「旅立った日のこと」が書かれてあったこと。これは夫人の奈保美さんが書いた。
 「幸せな人生だった。病気に負けたんじゃない。俺の寿命を生ききったということだ」と大島さんは、懸命にガンと闘っている最中に言ったそうだ。
 享年70は若い。私もうかうかしていたら、あと2年でその歳になる。その70歳が「俺の寿命を生ききった」と言うんんだから、格好いいじゃないですか。神様から授かった命を、きれいに使いきって、神様に戻してやる。そう思える人生は、やはり「幸せな人生だった」のでしょう。ご冥福を祈ります。合掌。
 「Gガッシュ」だけを使って描きました。これで約1時間。 


【タイムラプス】7月9日(金)6:20〜9:07の韮山方面の雨空。20秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/4217114068346438/?d=n


【新型コロナ】7/9(金)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→2,242(前週同曜日比 +489)
重症者数→464(前日比 −16)
累計死亡者数→14,919(前日比 +17)