いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏草の繁る深山の古墳跡(あ)

 第21回「伊豆文学賞」最優秀賞を受賞した小説を打ち写し始めた。借りた本の返却は7/10なのに、遅。あと4日しかないではないか。
 第21回の受賞作は歴史小説で、タイトルを『鋳物師七郎左衛門』という。初日のきょうは、遠州森町出身の鋳物師の息子・信介に独逸留学の話が持ち上がるところまで打ち写す。タイトルにある七郎左衛門は信介の父親の名である。
 打ち写して驚いたのは、歴史資料に丹念に目を通している形跡が表現の端々に伺えること。きっと書き慣れた人なんだろうなというのは、その書きぶりからして容易に想像できる。力量がひしと伝わってくる。自分はその足元にも及ばない。生半可なことでは1等賞になることなんてできないんだと痛感した。
 なんでもそうだけど、血の滲むような努力の積み重ねがあって初めて栄光をつかみ取る権利が得られるんだね。まさに、ゆずの「栄光の架け橋」だ。
 よし、儂(わし)も頑張らなくちゃ。「儂」は、作品に登場する東京職工学校(現在の東京工業大学)の正木校長の発するセリフに出てくるので、ちょっと使ってみた。


【今日の一枚】古墳跡。

f:id:jijiro:20210708101209j:image
 区域内に平石古墳という遺跡があって、毎年、子どもたちが夏休みに入った最初の日曜に、子供会を中心に清掃活動を行ない、学芸員をお招きして講演会を行なっていた。
 それが、昨年はコロナ禍の影響で子供会の活動が中止になり、大人の手で清掃だけでもやろうとしたが、それも雨で中止。今年は再開できるかと思ったが、今年になってもコロナは収束せず、昨年同様、子どもたちの清掃も講演会も行なわず、大人だけで清掃を行なうことにしている。その場所がここ。といっても、私にはどれが古墳だかよく判らない。


【書】「登載」とうさい(No.752)

f:id:jijiro:20210708101139j:image
 「新聞・雑誌に載せること。掲載。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「登」は癶(はつ)と豆とを組み合わせた形。癶は両足をそろえる形で、出発しようとするの意味がある。豆は脚の高い器の形であるが、ふみ台の形とみてもよい。登はふみ台の上に両足をそろえている形で、上に「のぼる、あがる」の意味となる。
 「載」はおそらく兵車を祓い清める儀礼で、軍が出発するときに実施したのであろう。それで「はじめる、はじめ」の意味となり、のち「のせる」の意味に用いる。


【ディジタル画】帽子を被った女(No.196)

f:id:jijiro:20210708101055j:image
 被っている帽子は、おそらく麻か何かで編んだ軽くて涼しいものと思われ、そのつもりで描いた。
 細かい編み模様をどう表現しようかと考えて、ブラシのライブラリの中から「重ね塗りブラシ」の「ソフト平筆(ざらつき)」を選んだ。ところが、これが逆効果。砂岩か何かの模様に見えて失敗。もっと効果的なのが標準ブラシの中にあったと思ったが、どこにあるか探し出せない。
 これで約1時間。


【タイムラプス】7月7日(水)5:46〜7:44の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/posts/4211715012219677/?d=n


【新型コロナ】7/7(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,669(前週同曜日比 +288)
重症者数→481(前日比 −10)
累計死亡者数→14,888(前日比 +22)