いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

提灯花ぷるりと揺れて雨来たる(あ)

 ディジタル画を描き終え、湯屋へ行くまで時間があったので、久々に狩野川の土手を歩いてみることにした。
 伊豆長岡駅から温泉場へ行くときに渡る千歳橋を渡って左折し、そのまま土手を上流に向かって歩く。川風が心地よい。ジョギングする人、サイクリングする人、犬と散歩する人とすれ違うが、皆みなマスク姿。ことにマスクをしてのジョギングはさぞかし辛かろうと思うが、そういう私はマスクをしていない。家から持ってくるのを忘れた。
 昨年もそうだったけれど、これから盛夏を迎える時期になおマスクを強いられるのは辛い。辛いが、これが「新しい生活様式」なのだろう。今ではマスク姿もすっかり見慣れてしまって、真夏日でもマスクをするのが当たり前になってしまった。その慣れが怖い。


【今日の一枚】ホタルブクロ(蛍袋)。

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 南隣家の、そのまた南隣が空き地で、そこの同じ場所に毎年ホタルブクロが咲く。朱のメッシュが恥じらう乙女のようですね。
 そういえば、今年も蛍が飛び交う時期になりました。韮山反射路近くの川に蛍が乱舞する場所があるけど、今年はどんな按配かな。ちょっと見に行ってこようか。


【書】「鹿鳴」ろくめい(No.727)

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 「『詩経』小雅」の偏名。群臣や賓客をもてなす宴会で歌う詩。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「鹿」は象形文字。角が特徴で、幼稚園児が見ても鹿だと判る。
 書き順は、最初、角から書いていったが、そうすると全体が紙に収まりきらないくらい大きく膨らんでしまう。何回書いてもそうなる。そこで、書き順を変えて、顔を書いてから角を後で書き足すようにした。そうしたらうまく収まった。この字ができた頃はどういうふうに書いた(刻んだ)かは知らない。でも、きっとこんな具合に書いたんだろうなと想像しながら書くのも楽しい。
 明治時代の社交舞踏会が行われた鹿鳴館は『詩経』の言葉から持ってきたんですね。近くの山から聞こえてくる鹿の鳴き声は物哀しいけどね。


【ディジタル画】井上靖(No.171)

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 どういうふうに書けば「伊豆文学賞」の1等賞を取れるのか。それを感覚的に取得するつもりで、きのう (最近気づいたのだが、新聞のコラムに出てくる「今日」とか「昨日」とかを、ひらがな書きにするのが目立ってきた。学校でも、ひらがな書きするように教えてるのだろうか。それよりも私は「学校でいちばん足が速い」の「いちばん」を縦書きで「1番」と表記する方が、よほど気になるけど)、市立図書館から借りてきた「第23回『伊豆文学賞』優秀作品集」の最優秀賞作品を書き写している。
 それで、伊豆の文学といえば、この人を抜きにして語れないでしょうとご登場願ったのが、井上靖。お墓が湯ヶ島の小高い丘の上にある。ご自身が通った湯ヶ島小学校は現在廃校となっており、小学校がなくなった地元の子たちは遠くの天城小学校まで通っている。
 参考にした画像はモノクロだけど、「なめらか肌▲ブラシ」でトレースした後、「水彩&ぼかし」で彩色した。字は「墨ブラシ」で書いた。これで約3時間。  


【タイムラプス】6月12日(土)4:45〜7:42の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226417497085930/?d=n


【新型コロナ】6/12(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,935(前週同曜日比 −659)
重症者数→942(前日比 −73)
累計死亡者数→13,989(前日比 +64)