恥ぢらへる乙女と見えて花さつき（あ）

　午後3時から公民館花壇にサルビアと日日草の苗を植える。
　先週の地区清掃のときに敬老会の方から、「来週の月曜(今日)の午後3時から花の苗を植えるので、よかったらどうぞ(顔を出してください)」と声をかけられていた。それで、スマホのスケジュール表に予定を入れておいた。
　敬老会では、今日の午後からグランドゴルフで汗を流したあと、花壇に苗を植え付ける段取りだったようだ。苗は市から提供されたもので、ポットに入れられてケースに収まった苗は、先週の地区清掃のときに私も確認している。
　一方、公民館の道路を挟んだ向かいの木の枝が、道路に覆い被さるまでになっていた。それを区長さんが危険だ危険だとずっと気にしていたのだったが、今日、区長さんが、その覆い被さった枝を自らチェーンソーで伐り落とした。伐り落とした枝は道路を塞ぎ、往来する車がそれを避けるように反対車線に膨らむが、そんな迷惑顧みず、染み付いた薩摩っぽ魂で真一文字に事を進める。それが地域のためと信じて疑わないところが、これまたいかにも薩摩っぽの区長さんらしい。こうと決めたらやり通す。一途、なんですね。私からみても、実に行動力のある方に見えます。
　その区長さんから、耳を疑うような話が出た。現・副区長が役職を辞退すると言ってきたという。それで、次の副区長候補は私だと。
　自治会規約には、役員が年度途中で役員を辞退するといった想定はしていない。区長が、もしそうなった場合のために副区長がいるのだろうが、副区長がもしそうなった場合の対処については記されていない。
　副区長はわざわざ定期総会で承認を得るという手続きを踏んで役を担うわけで、年度途中で副区長不在となれば、改めて副区長を選考し直し、臨時総会を開くなりして、承認を得るというのが筋というものだろう。なぜ私が？　事務局だから？
　会計の仕事も引き継ぎが終わり、今年は少しのんびりできるかと思っていたら、思わぬ展開から、寝ている耳に水を引っ掛けられた。さて、どうする、どうする。　

【今日の一枚】今度は玄関右脇のサツキ(杜鵑草)。

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　ここのサツキがいちばん大きくてきれい。色合いもまた白と紅色のメッシュが入ったピンクで乙女の装い。こうやって、同じ株から二様の花が咲くんだね。
　このサツキが終われば百合の季節で、百合はすでに庭のほうぼうに茎を伸ばして咲く準備をしている。

【書】「教場」きょうじょう（No.708）

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　「①宋代、学芸・武術の教習所。②学業を教える所。教室。」（『旺文社漢字典』第2版）

【ディジタル画】伊藤アキラ（No.152）

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　日立の樹♪このき　なんのき　きになるき♪の作詞者。他に♪パッ！と　さいでりあ♪とか、♪みなみのしまのだいおうは♪、お線香の♪青雲♪などなど。サイト「Uta-Net」を開いたら225曲も出てきた。親しみの持てる口ずさみやすい歌が多い。言われてみればなるほど、なんだけど、この手の世界は先に言ったもん勝ちなところがありますね。
　今回は、参照した写真の頭髪もボタンダウンシャツも白だったので、顔を少し丁寧に描いてみました。陰影のコツがなんとなく判ってきたような気が、いやいや、まだまだです。