いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

やる気もて孫も己も青嵐

ゴールデンウィークあたりにみんなでバーベキューをしませんか? 二軒隣の家の奥さんから声がかかったのは先月の中頃。(犬と一緒に泊まれるホテルの道の向かいに並ぶ)四所帯が集まってバーベキューで親睦をはかりましょうという。最初はゴールデンウィーク初めの土日でどうでしょうという話だったが、一所帯の都合がつかず直前で今日5月5日に延びた。そこへ、これも土日のはずだった孫の世話が今日と明日に変更になり、急遽、孫連れのバーベキュー参加となった。

場所は声をかけてくれた奥さんの家の離れ。正午の時報とともに孫を連れて顔を出す。裏庭に案内されたら、最初にここの家の雌犬と私の左隣の家の雄犬(防災無線に反応して遠吠えする)の二匹が我々を優しく迎え入れてくれた。すかさず孫娘が雌犬の方に近づいて背中を撫でさする。お兄ちゃんはへっぴり腰で恐る恐る近づく。実はお兄ちゃん、小学校に上がる前の5歳のときに近所の犬に咬まれた経験を持つ。それが多少のトラウマとなって今でもなかなか犬に近づけない。大丈夫だよおとなしい犬だからという飼い主の言葉に、半信半疑ながら徐々に距離を詰めていく。犬が本人に顔を向けると、きゃっと後ろに飛び退く。そして犬が顔を背けた隙にそろりと近づく。その繰り返し。

その間、雄犬の飼い主は懸命にコンロの炭火を熾(おこ)している。風が強く悪戦苦闘。火は外で仕方ないとして飲み食いは離れの中に移ってすることにした。飲み物は各自の好みのものを持ち寄る。大人6人は缶ビールで、子ども2人は子ども用のビール(そんなナメた飲み物があるなんて初めて知った)で、どうぞよろしくの乾杯。私の右隣の家人は、国の友だちの突然の来訪とかで不参加でした。

そのうち肉が焼け秋刀魚が焼け焼きそばが焼ける頃、孫たちは再び外に出て犬を撫でに行く。お兄ちゃんは肉団子を手で摘まんだ。犬に食べさせるんだという。飼い主の許可を得て勇んで外へ飛び出した。孫娘も続く。離れの窓から犬に裾分けを与える一部始終が見える。すると、おっかなびっくりだったお兄ちゃんの撫で方が結構様になってきた。子どもって順応が早いね。ともかく、トラウマも気に病むほどのことではなかったようで何よりでした。

親睦は午後4時前にお開き。孫の世話をワンちゃんに任せてサッカー2試合分を呑んだくれてしまいました。

徒歩780歩。

写真は、二軒隣の家の庭で犬と戯れる孫。このときはまだへっぴり腰のお兄ちゃんだったが、最終的には一人で散歩に連れて行けるくらいにまでなっていた。(あ)

f:id:jijiro:20150506164410j:plain