いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

五月富士レジャーランドとなるぼろ家

朝の目覚めは小鳥のさえずる声、ではなく、iPadのパスワードをねだる孫娘の声だった。時計は5時前。伊豆へ来るといつもこんなに早起きなのかというと、これがいつも早起きなのである。パスワードを打ち込んでやってもう一眠りしようと思ったら、今度はお兄ちゃんが目を覚ました。私はいつも朝が早いから特に苦にならないが、ふだん朝ドラの始まるぎりぎりまで寝ているカミさんからすれば迷惑この上ない。加えて今朝はやけに機嫌が悪い。理由は分かっている。昨日、バーベキューに呼ばれた先で4時間近くも呑んだくれ、孫が迎えにきても腰を上げず、しびれを切らしたカミさんが呼びにきても、もう終わるからとさらに呑み続けたことによる。

また昔の悪い癖が出てしまった。向こうのご主人が一升瓶の勝沼ワインを持ち出して私のグラスにどばどば注いだのを、呑み干して帰らねばと私が一気にがばがば呑む。すると、これまた空いたグラスにどばどば注がれ、さて帰らねばとがばがば呑む。結局一升瓶が空になるまで、どばどばがばがばが続き、帰るタイミングを逸してしまったという次第。

これまでの酒での失態は大なり小なり数え上げたらきりがない。いい歳こいて何やってるのというカミさんのお怒りはごもっともなのである。もっともと思いつつ怒らせてしまう私は、いつまで経っても懲りない呑兵衛なのである。

徒歩3,528歩。

写真は、階段にマットレスを敷いて遊ぶ孫。2階で静かに遊んでいると思っていたら、こんなことをしていた。滑りきった正面には、浦賀の親戚から譲り受けた明治時代の掛け軸を掛けてあったが、これはきわどく難を免れた。和室でブログを書いていたら、じいじ大変、漢字が落っこちてきた、来て来てと孫娘。何が落っこちてきたって? 漢字、漢字がいっぱい…。しまった、掛け軸を引き裂かれたかと見たら、引っ掛けてあった紐が釘の頭から外れただけだった。ちょこんと引っかけてあったことで逆に明治の掛け軸は助かった。(あ)

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