いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

新しい職場の教壇

昨日、新しい職場の教壇に立った。いつものことながら、初顔合わせの場面はとても緊張する。こればかりはいくつになっても変わらない。

教室に入り、どこに座っていいか分からない生徒を一旦後ろに集め、朝もらったばかりの名票を読み上げて座席を指定していく。全員着席したところで自己紹介。黒板に大きく自分の名前を書く。静まり返った教室にかっかっと黒板をたたくチョークの音だけが響き、何とも心地よい緊張感が走る。名前を書き終えて振り向き、窓側から廊下側へと視線をゆっくり流して一呼吸置く。熱い視線を全身に浴びる。みんな真剣な顔だ。この真剣な顔に、こちらも真剣に応えなくてはいけない。そんな思いを新たにした初日だった。

立った教壇は、これが文字通りの、一段高いところから全体を見下ろすあの教壇。今どき珍しい。こんなものがまだあったとは驚きました。これじゃジャイアント馬場が教壇に立ったら天井に落書きができると言って全体の反応を伺ったが、いまいち受けなかった。少し緊張をほぐすつもりの冗談だったが、何くだらないことを言っているんだという顔つきだった。笑いを取るというのは本当に難しい。

徒歩3,596歩。自転車29kcal。

写真は、昨日(9日)昼に入ったラーメン屋に掛けられていた絵。常連のお客さんが描いたのだそうです。メニューに「昔ながらのラーメン(500円)」というのがあって、私はそれを注文したのだけれど、そのお客さんは、この「昔ながらの」のイメージで描いたんでしょうね。大正浪漫のレトロな感じがたっぷり出ています。この絵、鉛筆で描いているんですよ、とご主人。へええと顔を近づけてまじまじと絵を見ながら、お宝ですねと言ったら、ご主人にっこりえびす顔。その笑顔がいちばんのお宝ですよ。東風暖簾昔ながらのラーメン屋(あ)

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