いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

うららかや離れの棚の骨董品(あ)

【きょうの一枚】重鎮宅離れの骨董の数々。

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 重鎮宅の離れには、博物館と見まごうばかりの骨董品の数々が並ぶ。その一つひとつに自ら作った説明の札が立てられてあって、ただただ圧倒されるばかり。世の中にはこんなすごい人がいるんだと、見せていただく品々を眺めながら、恐れ入ることしきりだった。
 その方は、12年の長きにわたって地区の民生委員を務められた方だが、今回任期満了でご勇退されることになった。その後継者探しを新区長の私に任されていた。
 それで、その方が後継者として推薦していただいたお宅へ交渉しに行く前に、誰それのご推薦だとお名前を先方に伝えていいかの確認を取ろうと思って立ち寄った。
 そうしたら昼前のお忙しい時間にもかかわらず快く招き入れてくれて、客間から順繰りに所持する「お宝」をことごとく見せてくれた。
 いきなり和綴本の『古事記』『日本書紀』『解体新書』『奥の細道』だもの。これが全部手作りだというんだから卒倒もんである。「日本昔ばなし」のイラスト入り英訳バージョンも出てきて、とにかく、すごい、すごい、すごい。すごいとしか言いようがない。
 それだけでも驚きなのに、案内されたリビングにはカマドまであった。さらに練習用の銃剣、空気銃までご登場とあっては「すごい」を通り越して、言う言葉を失ってしまった。
 二階に案内されてさらに驚く。カメラ、テープレコーダー、蓄音機、最古のレコード、タンスごと戦中の品々……。これでもかというくらいのお宝がわんさか出てくる。
 そして極め付けが離れのお宝。母屋に仕舞いきれなかった数々のお宝が離れの棚に鎮座している。タンスの下段には世界各国のトランプが仕舞われてあって、中に北朝鮮のもあった。こんなのどこで仕入れたんだろう。これは「離れ」じゃなくて「蔵」にしなくちゃダメですね。重要文化財の嵐ですわ。


【書】「沖和」ちゅうわ(No.1,012)

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 「①やわらぐこと。おだやかに調和すること。=和沖。②天地間の調和した気。沖気。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「沖」は、氵(水)と、音を表す中(揺れ動く意→揺・濤)とで、もと、水がわき動く意を表す。借りて、むなしい、やわらぐ、いとけない意に用いる。国語では転じて「おき」の意に用いる。冲と通用する。
 「和」は、口と、音を表す禾(か。あわせる意→会)とで、声を合わせて応じる意、ひいて、心を合わせる、「やわらぐ」意を表す。


【ディジタル画】『三四郎』 14(No.452)

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 若い女の落としていった白い花を拾って池へ投げ込んだ三四郎。名を呼ばれて向くと、そこに野々宮宗八が立っていた。
 野々宮宗八に誘われて、三四郎は本郷を散歩して帰ることにした。
 その野々宮宗八のモデルとなったのが寺田寅彦。「天災は忘れた頃にやってくる」との名言を残したあの方である。 

 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。背景に少しぼかしを入れようとしたが、しなかった。


【タイムラプス】3月24日(木)7:09〜9:16の伊豆長岡の空。31秒。

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【新型コロナ】3/24(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→65,434(前週同曜日比 −4,088)
重症者数→1,456(前日比 −5)
累計死亡者数→23,908(前日比 +238)