昼、前から目をつけていた三島田町の珈琲店に入る。この店は、三島駅からバス通りを国道1号線に向かって歩き、三島大社へ向かう交差点を左へ折れたところにあるプラザホテルの裏側にある。う〜ん、地図を文章で説明するのは難しいな。要するに、私がいつも歩く三島駅と三島田町駅の道の途中にある。
店に入ったのは正午少し前。客は一人もいない。左側が4人ほど座れるカウンターで、その奥が厨房。右側に4人掛け用のテーブルが2卓と2人掛け用が2卓並んでいる。書きかけのブログの続きを書きたかったので、2人掛けのテーブルを選ぶ。渡されたメニューを見ると、ドリアの種類が割と豊富に載っている。珈琲はというと、オリジナルブレンドが800円。うわっ、高。ドリアは880円。しかも、スープ、サラダ、珈琲付き。こっちの方が断然お得、というわけで、ドリアの一番上に書かれてあったシーフードドリアをチョイス。
ドリアといえば、大学時代にサッカー部の仲間と、渋谷のパチンコ店の二階にあった喫茶店でよく食べたなあ。その喫茶店はサッカー部の溜まり場で、午前中に行くと必ず誰かがいた。下のパチンコで誰かが玉の出る台に当たると、上の喫茶店と下のパチンコ台と行ったり来たり、誰彼構わず入れ代わり立ち代わりしていた。そんな喧騒の中で『古事記』を読んでいる人もいたりして、なかなか刺激的で面白い空間だった。その喫茶店のドリアは海老ドリアしかなかった。いや、他にもあったのかもしれないが、そこでは海老ドリアしか食べたことがない。
シーフードドリアを食べ終わり珈琲を飲んでいると、杖をついた白髪の女性が入って来た。入って来るなり、コーヒー以外で何か飲むものあるかしら、と言う。女性の店主が、あら○○さん、いらっしゃいと言っていたから、常連のお客さんらしい。しかし、珈琲店に来てコーヒー以外のものを頼むっていうのもなかなかの御仁です。で、その方はココアを注文していた。次に入って来たのが、散歩の途中でふらっと立ち寄ったといった風の年配の男性。この店はいつできたの？ と、私も訊きたいと思っていたことを尋ねていた。去年オープンして、今月で半年になるという。この男性はドリアセットの飲み物に日本茶を頼んでいた。これまた珈琲店でお茶とは、さぞかし店主も苦笑したことでしょう。それで、そのお茶、珈琲を飲み終わったこちらのテーブルの方にも振る舞われた。こういう風情はファミレスでは味わえません。6,008歩。シーフードドリアにエビが見当たらぬ(あ)
