いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

修善寺図書館に行ってみた

職場の帰り、修善寺図書館に寄ってみた。午後1時過ぎに入ったが利用者はたったの一人。奥に閲覧用のテーブルが4卓ほどあって、それぞれに椅子が向かい合って置かれている。しかし、向かい合って座るにはテーブルが狭すぎて、新聞を広げたら他に何も置けないというくらいの広さしかない。仕切りを設けた学習用の机もないし、だいぶ使い勝手が悪い。夏目漱石井上靖など、修善寺湯ヶ島に関わりの深い文豪の文献が豊富に揃っているのは魅力だが、駅から20分ほど歩くし、温泉場へ行く途中というわけでもないし、近くに食事場所もない。隣が伊豆市役所になっているが三島市役所にあったような食堂はなかった。調べ物や教材研究は田京の中央図書館で十分だから、今後はよほどのことがない限り修善寺図書館には足を運ばないだろう。

大仁・一二三荘(16:30)3→3人。徒歩8,095歩。自転車38kcal。

写真は、修善寺駅の一つ手前の牧之郷駅。無人駅である。金網フェンスに「修善寺行きのりば」とだけあり、駅名を知らせるものが何もない。

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ならば、線路の反対側は「三島行き」となっているかといえば、こちらには「牧之郷駅」とちゃんと書いてある。

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今朝、この駅から小学生と中学生が、合わせて20人ほど乗り込んできた。牧之郷地区には学校がない。だから、この地区の児童生徒は電車で一駅隣の学校へ通う。修善寺駅では集団登校の列が待っていて、電車から降りた小学生はその列の後ろに並ぶ。リーダーはそれを確認して出発の合図を送る。片や中学生は各自バラバラに高台の校舎に向かう。

修善寺中学校はかつて狩野川沿いにあったという。中学校がそこにあったときは牧之郷の子たちも歩いて通えていたのだろう。しかし、それが昭和33年の狩野川台風で根こそぎ流され、校舎は今の高台に移転した。一駅だから歩いて通えないこともないが、今の校舎は駅からも近いし、長い通学路を歩かせるよりは電車に乗せた方が安全と見たのかもしれない。

小学校の場合はどうだろう。小学校もたぶんあったはず。それが少子化で今の小学校に統合されることになったといったところか。

帰りの電車でまたまた小学生と乗り合わせた。電車が牧之郷駅に着いてドアが開いた途端、子どもたちは母親が待つベンチに向かって一目散に駆け出した。

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ランドセル待つ母たちの無人駅(あ)