いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

変な夢

朝、目が覚めたら、全ての庭木が跡形もなく消えていた、という夢を見た。夢は大概、目が覚めた瞬間に記憶の彼方へ飛んで行ってしまうものだが、今回の夢は飛んで行かず此方に残った。フロイトの夢判断ではどう分析されるか知らないが、今あるものが、ある日忽然と消えてなくなることに対する恐怖感が、無意識の意識としてあるのかもしれない。でもまあ、消えたのが住居でなくてよかった。寝るところがなくなったのでは困るが、庭木はなくたって別に困りはしない。逆に手入れをしなくて済むから清々する。そうか、私は庭の手入れをしたくないと思っていたんだ。

今朝はまた一段と冷えるなあと思いながら藤沢へ戻る支度をして外へ出たら、雪が舞い降りてきた。なごり雪です。自転車のハンドルを握る指なし手袋の指が痛い。そうそう、自転車のパンクの原因が分かりました。実はパンクではなく、空気を入れるバルブに装着されている虫ゴムが劣化していたのでした。パンクにしてはどうもタイヤの空気の減り具合が中途半端だとは思っていた。完璧なぺしゃんこではなく、少し空気が残っていたから。昨日買ってきたパンク修理セットの虫ゴムをバルブに挿し込んで修理終了。チューブを引っ張り出す手間が省けてよかった。
午前11時、辻堂駅前の眼科で眼底検査。本当は先週の金曜日に行かなくてはいけなかったのだが、何せ予約したのが半年前だから、すっかり忘れていた。電話をもらってそれと気づき、改めて今日の予約となった。クリニックは大混雑。20人ほど座れる待合室の椅子は全て埋まり、立って待っている人もいた。奥にある診察室前のソファに呼ばれて席を移動する。座ると隣のお婆さんが声をかけてきた。「混んでますね」「そうですね」と私。たったそれだけ。何か気の利いたことでも言ってやれればよかったが、病院の待合室だと会話が後につながらない。悪いから来ているのに、どこかお悪いんですかと訊くのも間抜け。ひたすら自分の名前が呼ばれるのをじっと待つばかり。病院の待合室は会話の成り立たない場所なのだ。
写真は、一昨日の虹が出た空の、ちょうど反対側の景色。伊豆の山は低い割に雲を下にたなびかせる。まるで水墨画のような景色だ。12,765歩。人に言えない夢や朧月(あ)
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