いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

来年はいずこに吹くや秋の風

昨日は三島の病院、今日は藤沢の病院と、病院のハシゴである。

藤沢市民病院では年に一度呼吸器内科にかかっている。最初にかかったのは、確か茅ヶ崎に勤めた最初の年だったから、かれこれ17年になる。改めて数え直して、へええ、もうそんなになるのかと我ながらびっくりする。

事の発端は、職場の健康診断の胸部X線検査で必ず引っかかるところから始まった。職場の検査はレントゲン車で行う間接撮影で、撮影結果に必ず「要精密検査」が付いてくる。その度に直接撮影をするために保健所とか病院の世話にならなければいけない。つまり二度放射能を浴びなければいけない。

写されたフィルムを見ると確かに小さな影が右の肺にぽつんとある。何が原因でその影が出るのかは分からない。診た医師も分からない。小学5年のときに肺炎を患って入院したことがあり、そのことは最初に医師に告げてあるが、そのときの担当医はその影響があるともないとも言わなかった。

ともかくその影が大きくなっていないかどうか経過観察して行きましょうということになって、これまで職場での間接撮影を回避して、毎年過去のデータが保存されてある藤沢市民病院で直接撮影をしてきている。結果は同じ「変化を認めません」。その一言を診断書(もちろん有料)に書いてもらうために年に一度藤沢市民病院に行くのである。

それにしても昨今の病院の混雑ぶりは相当なものだ。一昔前のデパートのバーゲンセールほどではないにしても、各科の待合室は人で溢れかえっている。かつてのデパートの賑わいが今や病院に移った感がある。入院したとき、探検と称して病院内のあちこちを覗き回ったことがあったが、唯一覗かなかった場所があった。地下の霊安室である。このご時世、病院の賑わいは霊安室まで及んでいるのだろうか。

16,698歩。

写真は、藤沢市民病院。あれ? こんなに大きかったっけと思ったら、診察室の中待合室の壁に、診察室が9月24日から東棟に移転することを知らせる案内が貼られてあった。本館の東側に新たに診察棟が設けられるらしい。左の白い壁が本館で右のクリーム色の方が新しい東棟。1年後の予約をして帰ってきたが、次の診察はその新しい東棟で受けることになる。たがそれとて、来年働く職場があればの話だが。(あ)

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